2000/09/02(土) NO.70号
アジアでの生き残り作戦を真剣に!
昨年に引き続き、オーストラリアのダウナー外相とタイのスリン外相が共同座長を務める「クーラム・フォーラム」(ブリスベーンから車で北へ約90分のリゾート地であるクーラムで開催)が東南アジア・東アジアからの仲間約20名弱の参加のもと、31日から開催され、今朝の朝食懇談で終了しました。政治家、役人、シンクタンクの研究者、学者などいろいろな仲間で、日本から昨年は私だけでしたが、今年は林芳正参議院議員も参加。今年は「グローバライゼイションが地域にもたらす影響」で、政治、経済、社会等、さまざまの観点からフランクな議論が熱く交わされました。
昨年もそうでしたが、ラフな格好で少数での議論ですから、すぐにお互い「ファーストネーム」で呼び合う親しい関係ができます。そして、驚くのは、タイと現地オーストラリアの現職外務大臣が「2泊3日」ちゃんと丸々議論に付き合い、皆と友達になってしまうことです。来年はタイのプーケットで、この「クーラムフォーラム」を開催しよう、とスリン外相の提案であっさり決まりました。
日本の対アジア外交はどこにあるのでしょう?結局国内でも、国際社会でも、最後は人間関係のはずです。いくらODAをばらまいても人間関係がしっかりしていなければ、お互いに言いたいことも言えない「ぬるい関係」でいってしまい、ODAの目的のひとつである「日本ファンを作ること」はできません。先般韓国に行ったときも感じましたが、日本の外交はもっと多重構造の、暖かい人間関係作りに重点をおき、中でもアジアは日本の生命線ですから、もっとしっかりした生き残り作戦を考えるべきです。アメリカとは若干の距離を置きながらアジアで生き残りを考えざるをえないオーストラリアの外務貿易省の大臣と幹部職員およびタイの外務大臣の真剣さを日本も大いに学ぶべきです。
私の口から「次回は是非軽井沢でやろう」と、早く言ってみたいものです。
昨年もそうでしたが、ラフな格好で少数での議論ですから、すぐにお互い「ファーストネーム」で呼び合う親しい関係ができます。そして、驚くのは、タイと現地オーストラリアの現職外務大臣が「2泊3日」ちゃんと丸々議論に付き合い、皆と友達になってしまうことです。来年はタイのプーケットで、この「クーラムフォーラム」を開催しよう、とスリン外相の提案であっさり決まりました。
日本の対アジア外交はどこにあるのでしょう?結局国内でも、国際社会でも、最後は人間関係のはずです。いくらODAをばらまいても人間関係がしっかりしていなければ、お互いに言いたいことも言えない「ぬるい関係」でいってしまい、ODAの目的のひとつである「日本ファンを作ること」はできません。先般韓国に行ったときも感じましたが、日本の外交はもっと多重構造の、暖かい人間関係作りに重点をおき、中でもアジアは日本の生命線ですから、もっとしっかりした生き残り作戦を考えるべきです。アメリカとは若干の距離を置きながらアジアで生き残りを考えざるをえないオーストラリアの外務貿易省の大臣と幹部職員およびタイの外務大臣の真剣さを日本も大いに学ぶべきです。
私の口から「次回は是非軽井沢でやろう」と、早く言ってみたいものです。
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