2000/08/23(水) NO.67号
節操のない日本の外交姿勢
今朝のNHKのニュースによれば、森総理はパキスタンに引き続き、インドについても、CTBTへの署名がなくとも、両国による核実験の凍結方針が確認できれば、凍結中のODAを再開するとの事。あれだけ自民党外交部会で外務省の経済協力局長などが「唯一の被爆国としてCTBTへの署名なくしてはODAの再開はありえない」と繰り返し明言していたのに、なんという変わり身の速さ。
インドがITの新興国で、「乗り遅れたくない」との気持ちはわからないでもないが、こうした哲学の感じられない外交は好ましくないのではないでしょうか。例えば、表はあくまでも筋を通し、CTBT署名まではやせ我慢でもいいからODAは公式に再開せず、その分、上手にNGOなどを活用して実質的成果をとる、ということだってあるはずです。
いずれにしても、外務省は「方針転換は総理のご判断」といって責任を回避するのでしょうか?この国は、戦後、きちんと責任をとらない国に成り下がってしまったような気がします。
インドがITの新興国で、「乗り遅れたくない」との気持ちはわからないでもないが、こうした哲学の感じられない外交は好ましくないのではないでしょうか。例えば、表はあくまでも筋を通し、CTBT署名まではやせ我慢でもいいからODAは公式に再開せず、その分、上手にNGOなどを活用して実質的成果をとる、ということだってあるはずです。
いずれにしても、外務省は「方針転換は総理のご判断」といって責任を回避するのでしょうか?この国は、戦後、きちんと責任をとらない国に成り下がってしまったような気がします。
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