2001/01/26(金) NO.121号
「今日の日本に『福田』はどこにいるのだ?」
会議二日目の午後、日本について私から発表。日本の将来について長期的には楽観的ながら、短期的には悲観論だ、と断った上で説明をした(後日発表内容をHPに載せます)。 またまたシュルツ氏から超重たい言葉。「私が財務長官をしていた時の日本の大蔵大臣は福田という男だった。彼は、経済の停滞に対し金融政策など痛みの伴う政策で乗り切って見せる、と私にこっそり予告したが、実際それをやり遂げた立派な男だ。後に総理大臣にまでなった。今の日本には、一体『福田』はどこにいるのだ?」といわれ、政治家が責任感を持って日本の運営をここ10年余りしていないことを指摘され、恥ずかしかった。彼以外にも、日本の経済は一体どうなっているのだ、との率直な声が何人かから聞かれた。いい加減政策転換をしないと、日本は本当に見捨てられる。日本の政治リーダーにはこの感覚を持って臨まねばならない。
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