2000/11/14(火) NO.86号
政局よりも政策が大事
加藤紘一氏の行動で、政局は揺れ動いています。総理を含め「このような大事な時期に、政治的空白を作ることは許されない」とか、「日本の置かれた状況を考え、近視眼的に動くべきではない」と言った反応が見られます。しかし、今の日本の問題点とは、そのような短期的な政局論ではなくまさに問題先送り、目先の手当てのみに終われ、長期的、本源的政策が打たれてこなかったが故に、好転どころか更に深刻な事態に陥ってしまっている、という政策的欠陥こそが問題ではないでしょうか。
一部で森氏でも加藤氏でもない候補者擁立のための「けんか両成敗」といった政策論とは無縁の論理が出てきています。しかし「日本の病状」と「ふさわしい医者を選ぶこと」を無視した感情論では、日本は救われません。今回の加藤氏の行動の原点は、「政局論」ではなく「政策論」ではないでしょうか。
一部で森氏でも加藤氏でもない候補者擁立のための「けんか両成敗」といった政策論とは無縁の論理が出てきています。しかし「日本の病状」と「ふさわしい医者を選ぶこと」を無視した感情論では、日本は救われません。今回の加藤氏の行動の原点は、「政局論」ではなく「政策論」ではないでしょうか。
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