2001/05/31(木) NO.180号
不良債権処理こそ構造改革の第一歩
主要行の決算が出た。東京三菱銀行は真剣になってきているように見えるが、全体としては失望を禁じえない。ここは、小泉首相の主張通りの構造改革を断行する第一歩として、もっと踏み込んだ不良債権最終処理を実行しなければいけないと思う。単なる「緊急経済対策の実行」では全く不十分である事を、海外の当局、市場関係者は皆認識し始めている。マーケットでアタックされる前に政府・与党として秩序だった処理をする方が国民的コストは低いはずだ。
衆議院の財務・金融委員会で、議員立法である金融再生法の一部改正案の提案者として答弁に立つ。整理回収機構の一般銀行からの買取りを三年間延長する改正だ。私の持論で、いつも講演で訴えている事だが、100%政府出資の同機構には、株主である国民の為にもっと役割を担ってもらい、経済政策として意味のある事をドンドンやってもらう事が、構造改革にとって有意義だと思う。金融サイドの不良債権だけでなく、産業再生にも寄与できるはずだ。その思いがあって今回の対策に含まれている金融再生法の改正の提案者をお引き受けしたのだ。
建設的な議論をする雰囲気が整理回収機構にも芽生えてきているという朗報も聞く。今の組織と陣容のままでは不充分だ。組織としての存続期間を含め多いに議論する事を、自民党の仲間と共に決めている。場合によってはいっしょに金融再生法を作った民主党の皆さんとも議論しても良いと思う。
衆議院の財務・金融委員会で、議員立法である金融再生法の一部改正案の提案者として答弁に立つ。整理回収機構の一般銀行からの買取りを三年間延長する改正だ。私の持論で、いつも講演で訴えている事だが、100%政府出資の同機構には、株主である国民の為にもっと役割を担ってもらい、経済政策として意味のある事をドンドンやってもらう事が、構造改革にとって有意義だと思う。金融サイドの不良債権だけでなく、産業再生にも寄与できるはずだ。その思いがあって今回の対策に含まれている金融再生法の改正の提案者をお引き受けしたのだ。
建設的な議論をする雰囲気が整理回収機構にも芽生えてきているという朗報も聞く。今の組織と陣容のままでは不充分だ。組織としての存続期間を含め多いに議論する事を、自民党の仲間と共に決めている。場合によってはいっしょに金融再生法を作った民主党の皆さんとも議論しても良いと思う。
- 2002/01/27 NO.255号
- この国の新しい形を決める税制改革
- 2002/01/24 NO.254号
- 真の外交議論不在は背信行為だ
- 2002/01/23 NO.253号
- 米国閣僚に東京で堂々と注文を付けられていいのか?!
- 2002/01/20 NO.252号
- 一部日本のNGO、アフガンNGO会議への参加を拒否される!
- 2002/01/19 NO.251号
- 沢山のご参加に、感謝