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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2001/12/30(日) NO.245号 

激変の一年が終わろうとしている

 朝4時に起き、今日正午締切りの今年最後の原稿の仕上げにかかる。日経のホームページ「ザ・フロントランナー 今週の視点」で、主にかねてからの持論である、金融庁からも独立した日本版SECの早期創設が日本経済再生のために益々必要になってきていることを書く。ただし冒頭、いわゆる「2月危機説」についても触れた。26日に「与党審査」のあり方の見直しについて小泉総理に説明にうかがった際、別れ際に私から総理に対し「最早総理自身が一刻も早く決断し、危機回避をするしかない」と、申し上げたが、同趣旨のことを書いた。まるで「自爆テロ」のように突っ込んでいこうとしている金融庁。日本の金融経済危機は来年初頭には片を付けねばならないはずだ。
 
 10時から、南海放送の一時間生ラジオ番組に、他の三人の県内小選挙区代議士とともに出演。「小泉内閣通信簿」について議論する。私は「政治手腕 5」「経済・財政 4」「外交手腕 4」とやや甘目の採点。もちろん私にもそれぞれについて注文はあるが、まず物事を変え始め得た事をもっとも評価したい。外交も、内閣としての評価、小泉総理個人としての評価としては、スタートとしてはまずまずだろう。しかし、すべてはこれからだ。来年がまさに正念場となろう。
 
 友人方で恒例の餅つきがあり、顔を覗かせる。ビールを一杯。
 
 昼食は、知的財産を活用した事業支援を企画している方々と共にする。東京からもわざわざおいでの方がおり、びっくり。実は私の女性後援会の中心メンバーのご子息からのお話だったので、二人だけかと思っていた。
 最大の発見は、地域産業などこの地域の知的財産をうまく活用すれば、かなりの活力と発信力をこの地域も持ち得る上、愛媛県には結構ベンチャー企業の卵がおり、他の3県には負けない、という事だった。とりわけ中国の輸入攻勢などの問題に対しても、知的財産の戦略次第で結構闘いようが出て来そうな予感がした。
 米国の憲法には「知的財産」という言葉が出て来ることは弁理士会の方々からよく聞いているが、つい最近まで県内に弁理士さんが二人ぐらいしかいなかったこの愛媛県の身近な問題解決の為にも、この分野についてもっと勉強しなければならない事が分かった。来年、頑張ろう。
 
 明日はいよいよ大晦日。まさに「激動」という言葉がぴったしだった今年の内外情勢。来年が日本にとっても世界にとってもより平穏な年でありますように!
 今年一年間、大変お世話になりました。