2004/03/30(火) NO.344号
自民党にNPOの窓口
自民党本部8階ホールにて、「これからのNPO・NGO並びに市民活動を考えるシンポジウム」が開催され、私を含む4人の国会議員、3人のNPO関係者でパネルディスカッションを行った。私も副委員長を務めることになった党の組織本部の「NPO・NGO関係団体委員会」を立ち上げたことのお披露目が主目的だろう。約160団体、300名程の皆さんが参加された。
それぞれ5分間の問題提起を行った後、フロアーから意見や質問を含め、考え方の交換が行われた。大変意味ある第一回目の会になったと思うし、このようなふれあいを継続しなければならない。NPOからのパネラーの一人から「自民党本部で、このような市民集会が可能なんだ、と驚いた」との感想があったように、確かにこれまで自民党は、NPOなどへの窓口がなく、私が2000年に外交部会長の時に作った「国際的NGOに関する小委員会」が唯一のコミュニケーションの場だった。今後は広くNPOとの交流に積極的に取り組んでいかねばならない。それが、新しい自民党の改革にもつながっていくはずだ。
日本のシビル・ソサエティー発展のためにやるべき事はたくさんあるが、最大のポイントは税制だろう。「NPOはボランティア」といった、やや矮小化された考え方が役所にも政治家にも、また一般の識者にもまだまだ残っているが、この見方では市民活動は拡大しないだろう。税制上の「認定NPO法人制度」におけるパブリック・サポート・テストの問題点も、このような考え方に起因している。「お上」だけではもはや公益の実現が困難な今日、「NPOと政府や自治体との対等なパートナーシップ」を進めていかねばならないはずだ。
明治29年の民法制定以来「お上」が「公益」を定めてきた日本社会を本質的に変えていかねばならない。
それぞれ5分間の問題提起を行った後、フロアーから意見や質問を含め、考え方の交換が行われた。大変意味ある第一回目の会になったと思うし、このようなふれあいを継続しなければならない。NPOからのパネラーの一人から「自民党本部で、このような市民集会が可能なんだ、と驚いた」との感想があったように、確かにこれまで自民党は、NPOなどへの窓口がなく、私が2000年に外交部会長の時に作った「国際的NGOに関する小委員会」が唯一のコミュニケーションの場だった。今後は広くNPOとの交流に積極的に取り組んでいかねばならない。それが、新しい自民党の改革にもつながっていくはずだ。
日本のシビル・ソサエティー発展のためにやるべき事はたくさんあるが、最大のポイントは税制だろう。「NPOはボランティア」といった、やや矮小化された考え方が役所にも政治家にも、また一般の識者にもまだまだ残っているが、この見方では市民活動は拡大しないだろう。税制上の「認定NPO法人制度」におけるパブリック・サポート・テストの問題点も、このような考え方に起因している。「お上」だけではもはや公益の実現が困難な今日、「NPOと政府や自治体との対等なパートナーシップ」を進めていかねばならないはずだ。
明治29年の民法制定以来「お上」が「公益」を定めてきた日本社会を本質的に変えていかねばならない。
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