2003/01/25(土) NO.311号
自衛隊OBのみのNGOの責任感
昨年末に感動して書いた、自衛隊OBのみで構成するNGO、「日本地雷処理を支援する会(JMAS)」が、昨日、私が委員長を務める「国際的NGOに関する小委員会」でプリゼンテーションをしてくれた。
HALO TRUST など世界の地雷処理専門のNGOの構成員の中心は元軍属。「日本人で世界の地雷・不発弾処理で貢献できるのは、陸上自衛隊OBしかいないではないか。それはあなた方の責任ではないか」との指摘もあって、退職金を持ち寄ってこのNGOを始めたそうだ。私の地元出身の高山さん(愛媛県砥部町、在カンボジア副代表))を含む爽やか「実年」3人組が我が小委に来てくれ、手際よく礼儀正しく語って行ってくれた。
カンボジアでのいわゆる「地雷による被害者」が未だに年間約900人いるそうだが、実はその半分は不発弾が原因だそうだ。地雷はかなり計画的に埋めるが、不発弾はばらばらでどこにあるかもわからず、たちが悪いとの由。それはそうだ。現在彼らはプノンペンの東部で、主にベトナム戦争当時の不発弾処理を行っている。今後地雷処理も行う計画だが、不発弾処理に比べると人も金も約10倍かかるそうだ。目下のところ会費収入と寄付がほぼ同額、合計300万円程度しか集まっておらず、地雷処理立ち上げには最低1億円は要るとのこと。(皆さん、できれば正会員になるか、ご寄付を! http://www.jmas-ngo.jp をご覧ください。)
ここに来てようやく外務省との話もおおむねまとまり、若干の「地雷草の根無償」が近々出るようになるようだ。政府とNGOの対等なパートナーシップ。JMASとしては今年7月までに準備を完了させ、本格的に地雷処理を開始する計画だ。
彼らのこれまでのNGO活動から得た活動成功の条件は、「NHK第2」だそうだ。Nは「人間(人材)」、Hは「ハート」、Kは「カネ」、そして、「第2」は「第二外国語の英語」だそうだ。技術を持った元自衛官が、ハートを持って、なおかつ活動資金がなくてはならず、さらに、英語ができないと活動しにくく、この要素でかなり人材が減ってしまう、とのことだ。諸問題を乗り越えて、がんばって欲しい。
HALO TRUST など世界の地雷処理専門のNGOの構成員の中心は元軍属。「日本人で世界の地雷・不発弾処理で貢献できるのは、陸上自衛隊OBしかいないではないか。それはあなた方の責任ではないか」との指摘もあって、退職金を持ち寄ってこのNGOを始めたそうだ。私の地元出身の高山さん(愛媛県砥部町、在カンボジア副代表))を含む爽やか「実年」3人組が我が小委に来てくれ、手際よく礼儀正しく語って行ってくれた。
カンボジアでのいわゆる「地雷による被害者」が未だに年間約900人いるそうだが、実はその半分は不発弾が原因だそうだ。地雷はかなり計画的に埋めるが、不発弾はばらばらでどこにあるかもわからず、たちが悪いとの由。それはそうだ。現在彼らはプノンペンの東部で、主にベトナム戦争当時の不発弾処理を行っている。今後地雷処理も行う計画だが、不発弾処理に比べると人も金も約10倍かかるそうだ。目下のところ会費収入と寄付がほぼ同額、合計300万円程度しか集まっておらず、地雷処理立ち上げには最低1億円は要るとのこと。(皆さん、できれば正会員になるか、ご寄付を! http://www.jmas-ngo.jp をご覧ください。)
ここに来てようやく外務省との話もおおむねまとまり、若干の「地雷草の根無償」が近々出るようになるようだ。政府とNGOの対等なパートナーシップ。JMASとしては今年7月までに準備を完了させ、本格的に地雷処理を開始する計画だ。
彼らのこれまでのNGO活動から得た活動成功の条件は、「NHK第2」だそうだ。Nは「人間(人材)」、Hは「ハート」、Kは「カネ」、そして、「第2」は「第二外国語の英語」だそうだ。技術を持った元自衛官が、ハートを持って、なおかつ活動資金がなくてはならず、さらに、英語ができないと活動しにくく、この要素でかなり人材が減ってしまう、とのことだ。諸問題を乗り越えて、がんばって欲しい。
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