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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2003/02/08(土) NO.316号 

地域で元気な女性が沢山いる!

 昨年末、極めて身近な方に素晴らしい女性がいることを知って、人生のありようを考えさせられた。ご主人の退職金の半分を投じて自宅の庭先にオープンハウスを建築し、子育てや高齢者介護、駆け込み寺などに提供している方だ。今日は、その方とその仲間の活動振りを妻ともども勉強させてもらう。
 
 まず、朝10時から某校区公民館の調理場で、月に一度の独居老人へのお弁当作りに参加。20人弱のボランティアの主婦が一生懸命50食分のお弁当作りをされていた。5年半ほど前に17食からスタートした月に一度のお弁当プレゼントがここまでになっているそうだ。私も、タラの卵和えムニエルに挑戦。こんがり形よく作るのにかなり苦心したが、なかなかうまく出来ない。「愛があれば高齢者も許してくれるのでは!」と女性陣と慰め合いながら、何とか頑張る。あとでお弁当を頂いたが、大根煮もカブの梅シソ和えもカブの葉っぱを混ぜたご飯も皆おいしかった。
 
 午後、オープンハウスにお弁当作りの主婦を含め、仲間が集まってくださり、これまでの皆さんの活動経緯、今後の方針などを生き生きと話してくれた。これを建てた方が松山市の女性海外派遣から帰って、「使わせて頂いた市民の税金を何らかの形で地域に持ち帰ろう」「地域で何か作るぞ!そして、幸せは自分達でつかむもの」と一念発起したのが今から約5年半前の平成9年9月9日。9人の仲間でフリーマーケットを始め、そこで得た資金で高齢者にお弁当を届けることを始めたそうだ。
 
 その直後その方のお母さんが脳内出血で倒れ、介護のため活動はやや細ったそうだが、ご主人の退職を機にそれまでできた素晴らしい沢山の仲間とオープンハウスを拠点に子育て支援などの活動を本格稼動し、近々NPOの登録もする予定だそうだ。「できるときだけしてあげるボランティア活動」から「本当のニーズにこたえるNPO活動」にしようとの発想から、「お助けパワー事業」として子育てでも何でもやる生活支援事業も目指しているそうだ。「子供を抱えて煮詰まって困っているお母さん」救出作戦とも言える。
 
 何しろ皆さん元気。プラス志向の方々ばかりでパワフル。一緒にいた2時間で、われわれ夫婦もすっかり元気になった。お世話になり、ありがとうございました。