2003/06/12(木) NO.324号
すっかり原因の特性が変わった児童養護
今日の午後、丹羽雄哉代議士に代表をお願いしてスタートした「児童養護を考える会」の第2回目の勉強会を開催した。NAISグループ(根本、安倍、石原、塩崎)で2年余り前に細々と始めた児童養護に関する勉強を、少し仲間を増やして深めよう、と、丹羽先生に後ろ楯をお願いしたもの。5月28日に初回を開き、全国にいる約3万人の養護が必要な子供たちのことなどを考え始めた。
かつては、両親の病気、死亡など、どちらかと言えば外的要因で養護の対象となる児童のケースが多かったようだが、最近は、児童虐待に代表される「家庭における養育機能の低下」を背景とする「不適切な養育」が入所原因の殆どだと言う。したがって、かつては例外的であったはずの養護問題は、今やどの家庭でも生じうる問題であり、いわゆる一般的な子育て支援サービスと連続したものと捉え、子育て支援システム全体の改革問題の一部との認識を持つことから始める事が重要なようだ。そして、虐待をはじめ、家庭での問題発生に関しては、「早期発見」「早期対応」「予防」が決定的に大切だ。
問題は、養護が必要になる原因の特性が変化し、親、児童、ともに心理的にも根深い問題を抱え、より丁寧な対応が求められるようになっていながら、制度面でも、世の中の認識と理解においても、極めて不十分のままできてしまっていることだ。
根深い社会問題に起因する問題への挑戦。仲間とともにしっかり勉強していきたい。
かつては、両親の病気、死亡など、どちらかと言えば外的要因で養護の対象となる児童のケースが多かったようだが、最近は、児童虐待に代表される「家庭における養育機能の低下」を背景とする「不適切な養育」が入所原因の殆どだと言う。したがって、かつては例外的であったはずの養護問題は、今やどの家庭でも生じうる問題であり、いわゆる一般的な子育て支援サービスと連続したものと捉え、子育て支援システム全体の改革問題の一部との認識を持つことから始める事が重要なようだ。そして、虐待をはじめ、家庭での問題発生に関しては、「早期発見」「早期対応」「予防」が決定的に大切だ。
問題は、養護が必要になる原因の特性が変化し、親、児童、ともに心理的にも根深い問題を抱え、より丁寧な対応が求められるようになっていながら、制度面でも、世の中の認識と理解においても、極めて不十分のままできてしまっていることだ。
根深い社会問題に起因する問題への挑戦。仲間とともにしっかり勉強していきたい。
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