2004/02/05(木) NO.340号
一息つくブレアー首相に会う
12時に日英21世紀委員会の日本側メンバーと共に首相訪問。いわゆる「ダウニング10(ダウニング通り10番地)」、すなわち首相官邸に初めて入る。普通の民家のアパートのような感じで、なかなか良い。
最初の30分くらい、プレスコット副首相と面談。地域担当をされていることもあり、地方再生の政策を熱く語ってくれた。特に「持続可能なコミュニティー作り(sustainable community building)」との新しい概念で頑張っている由。地方分権に関しては、住民に対する「民主的な説明責任
(democratic accountability)」の重要性を説いていた。全国海員組合出身の労働党左派で、ブレアー首相が党内左派対策で頼りにしているようだ。
ブレアー首相と会談。すっきりした表情でさわやかな雰囲気な話をしてくれた。折田駐英大使に聞くと、一週間前の表情とは打って変わっている、とのこと。理由はイラク絡みで、首相官邸が大量破壊兵器問題を意図的に誇張するように動いた、とするBBC報道等に関する調査結果が1月28日に発表になり、政府としての疑惑が一応晴らされたこと、労働党内にも反対議員が多く、議会通過が危ぶまれていた「高等教育法案」が、5票の僅差で27日に可決されたこと、などのようだ。
用意されていた隣の部屋で、皆で写真を撮る。続いてコンゴの大統領と会う、と言い残し、急いで退出された。
大使と私は市内のホテルで開かれるジャパン・ソサエティーの昼食会に直行し、40人ほどの会員を前に約20分間スピーチ(スピーチ・テキストは追ってホームページに掲載します)。時間の制約で、質疑は二問のみ。憲法改正の内容と今後の見通し、並びに円のアジア共通通貨化の可能性の2点。
昼食会終了後直ちに海外開発省(DID)に、ベン大臣を訪ねる。開発問題の国家戦略をエネルギッシュに考えていることを感じさせる大臣の話を聞きながら、改めて、日本でのODA庁設置の是非を考えさせられる。日本が世界で二番目に大きなODA予算を持ちながら、専任大臣がいないのは問題かもしれない、と思った。
続いて、ラメル外務政務次官主催の日英21世紀委員会歓迎レセプション、さらに折田大使公邸にて、大使主催の同委員会メンバー歓迎夕食会。
時折しょぼしょぼ雨が降り、ロンドンらしい天候。気温は空港到着時には16度と、異常に暖かい。
最初の30分くらい、プレスコット副首相と面談。地域担当をされていることもあり、地方再生の政策を熱く語ってくれた。特に「持続可能なコミュニティー作り(sustainable community building)」との新しい概念で頑張っている由。地方分権に関しては、住民に対する「民主的な説明責任
(democratic accountability)」の重要性を説いていた。全国海員組合出身の労働党左派で、ブレアー首相が党内左派対策で頼りにしているようだ。
ブレアー首相と会談。すっきりした表情でさわやかな雰囲気な話をしてくれた。折田駐英大使に聞くと、一週間前の表情とは打って変わっている、とのこと。理由はイラク絡みで、首相官邸が大量破壊兵器問題を意図的に誇張するように動いた、とするBBC報道等に関する調査結果が1月28日に発表になり、政府としての疑惑が一応晴らされたこと、労働党内にも反対議員が多く、議会通過が危ぶまれていた「高等教育法案」が、5票の僅差で27日に可決されたこと、などのようだ。
用意されていた隣の部屋で、皆で写真を撮る。続いてコンゴの大統領と会う、と言い残し、急いで退出された。
大使と私は市内のホテルで開かれるジャパン・ソサエティーの昼食会に直行し、40人ほどの会員を前に約20分間スピーチ(スピーチ・テキストは追ってホームページに掲載します)。時間の制約で、質疑は二問のみ。憲法改正の内容と今後の見通し、並びに円のアジア共通通貨化の可能性の2点。
昼食会終了後直ちに海外開発省(DID)に、ベン大臣を訪ねる。開発問題の国家戦略をエネルギッシュに考えていることを感じさせる大臣の話を聞きながら、改めて、日本でのODA庁設置の是非を考えさせられる。日本が世界で二番目に大きなODA予算を持ちながら、専任大臣がいないのは問題かもしれない、と思った。
続いて、ラメル外務政務次官主催の日英21世紀委員会歓迎レセプション、さらに折田大使公邸にて、大使主催の同委員会メンバー歓迎夕食会。
時折しょぼしょぼ雨が降り、ロンドンらしい天候。気温は空港到着時には16度と、異常に暖かい。
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