2004/10/02(土) NO.363号
台湾の位置づけの難しさを痛感
党改革実行本部の下打ち合わせを、本部長の安倍幹事長代理などと行った後、成田空港へ。「第3回日台フォーラム」参加のため、台湾の台北に向かう。昨年9月に東京で第2回会合があり、中曽根元総理を前に、私が基調講演を行った会議だ。主催は、世界平和研究所と中華欧亜基金会。日本側代表は大河原元駐米大使。政治家は、武見敬三、林芳正両参議院議員と私の3人。他に田中明彦、山影進両東大教授、浦田秀次郎早大教授など、総勢15人。台湾側は呉栄義台湾経済研究院院長など学者、国家安全会議諮問委員、立法院立法員(国会議員、だが、12月に総選挙を控え、一人の参加のみ)、研究者など。
今日は非公開会合だったこともあり、かなり率直な意見交換ができた。とりわけ、中国の多角的外交の評価と中・台関係の将来については、お互い本音をぶつけ合った。台湾はやや追いつめられているのでは、との印象。中国の「先手必勝」的な政策展開を前に、もう少し思考の柔軟性を持った方がよいのでは、との懸念を感じた。台湾の位置づけは難しい。
レセプションの後、台湾における戦前の日本教育や日本での留学教育を受けた台湾政・財界の重鎮の方々と夕食を共にする。いまだに寝言や奥様との会話の大半は日本語という方が多く、皆さん日本文学に至るまで実によく日本事情に精通されており、驚かされる。ひょっとすると我々より日本人的かも、と反省させられる。
今日は非公開会合だったこともあり、かなり率直な意見交換ができた。とりわけ、中国の多角的外交の評価と中・台関係の将来については、お互い本音をぶつけ合った。台湾はやや追いつめられているのでは、との印象。中国の「先手必勝」的な政策展開を前に、もう少し思考の柔軟性を持った方がよいのでは、との懸念を感じた。台湾の位置づけは難しい。
レセプションの後、台湾における戦前の日本教育や日本での留学教育を受けた台湾政・財界の重鎮の方々と夕食を共にする。いまだに寝言や奥様との会話の大半は日本語という方が多く、皆さん日本文学に至るまで実によく日本事情に精通されており、驚かされる。ひょっとすると我々より日本人的かも、と反省させられる。
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