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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2005/11/18(金) NO.413号 

外務副大臣として、パキスタンへ初出張(11月18日) 

外務副大臣就任から約2週間。昨晩、関空経由で初の海外出張に向かう。パキスタン政府主催の「大地震復旧、復興支援国・国際機関会合」への参加だ。会議はパキスタンの首都、イスラマバードで明日一日。機中2泊、現地1泊のトンボ帰り。往きはドバイ経由、帰りはバンコク経由だ。

 会議には主催国パキスタンのムシャラフ大統領、アジーズ首相、国連アナン事務総長、黒田アジア開銀総裁など、多くのハイレベル関係者が参加予定だ。私も日本政府を代表し、追加支援策を含め、スピーチを行う。6機派遣している自衛隊のヘリコプターを利用し、被災地を自分の目で確かめたかったが、少なくとも往復2時間半はかかるため、時間制約のため断念。少なくとも、イスラマバード市内で建物崩壊のため亡くなったJICA職員を悼み、現地で献花はするつもりだ。また、今回もジャパン・プラットフォームをはじめ、多くのNGOが現地政府、国際機関、日本の援助・医療チーム、自衛隊と連携して支援活動を実施している。明日の夜は、NGOと夕食を共にしながら意見交換を行う予定だ。

 かねてから私たちが自民党の党改革実行本部で取り組んできた、党のシンクタンクが漸く創設の運びとなり、翌22日の立党50年記念党大会で正式発表されるが、それを記念し、21日午後2時から公開シンポジウムを赤坂プリンスホテルで開催する。私が主宰していた「シンクタンク研究会」でも協力してきたくれた朝日新聞の船橋洋一氏(現ブルッキングス研究所)、JR東海の葛西会長、そして安倍晋三官房長官がパネリスト、米国議会スタッフだった前経産研研究員の中林さんがコーディネーターを務める。霞ヶ関とは異なる、独自の政策立案力の確立が主眼だ。

 22日は、経済財政諮問会議にて政策金融改革につき議論され、麻生外務大臣も出席予定だ。6年前、私が自民党行革本部事務局次長だったときに行われた政府系金融機関の見直しでは、政治の力不足から中途半端、哲学的一貫性・整合性欠如の結果となり、一部の省益が勝った形に終わっている。今回こそ、小泉構造改革の勢いを得、冷静かつ本物の改革を目指したい。