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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2006/05/01(月) NO.433号 

より冷静かつ戦略的な日韓関係を早期に構築の要(5月1日)

 昨4月30日(日)は松山市会議員選挙。夜10時前からの開票のため、主立った候補者の事務所にお祝いに訪ね、帰宅したのは夜中の3時前。今日は朝7時に自宅を出てJR松山駅前で恒例の街頭演説。8時過ぎ発の便で松山から羽田に移動、12時過ぎのシャトル便に乗り換えて韓国・ソウルへ発つ。先般の海洋調査に関する取り敢えずの合意、ノ・ムヒョン大統領の特別談話など、厳しい日韓関係の現状を踏まえ、今後の一層安定的で未来志向の日韓関係構築のため、パン・ギムン外交通商部長官などとの話し合いを行うのが目的だ。

 金浦空港到着後、タラップを降りたところに韓国のTVカメラが2台待ち受け、歩きながら矢のような英語の突撃インタビュー。要は、領土問題を話すのかどうかが中心的質問だ。「未来志向の日韓関係発展のため、幅広く様々な問題について議論するつもりだ」と応えておく。空港ロビーに出ると、韓国プレスに加え日本人プレスもTVカメラと共に大勢待ち受け、歩きながら質問攻め。沢山の韓国警察官が私を取り囲み、余り応対ができないまま車中へ。日韓のマスコミ共に私の訪韓にかなりの関心を寄せている事を実感。

 ホテルで大島大使などと打ち合わせの後、早速外交通商部へ向かう。玄関前に、プレスが山のように待ち受け、フラッシュ、シャッター音、質問の雨。小一時間、パン・ギムン長官と会談。12月に旧ユーゴのスロベニアでの会談以来5ヶ月ぶりの再会だ。お互いに異なる立場を含め、大変率直で有益な意見交換ができた。特に私からは、「困難化する日韓関係の望ましくない流れを止め、反転させ、より良い関係構築のための政治的意志を持って敢えてこの時期に私の政治家としての判断で訪韓した。日韓関係の不調は地域やアジアの発展のために大きなマイナスであり、価値観を共有する両国は戦略的な関係を冷静かつ確実に構築しなければならない」と強調。

 ホテルに戻り、旧知であるソウル大学のパク・チョルヒ教授と小一時間、日韓関係における問題の本質などについて話し合う。つい最近まで静かだった日韓関係がなぜにわかに騒がしくなった理由などを解説してくれ、韓国国民の日本に対する典型的な見方、考え方を紹介して下さる。特に興味深かったのは、小泉総理の靖国神社参拝、島根県議会の「竹島の日」制定条例、教科書における竹島問題の扱いについての政府の動き、今般の海洋調査船発出計画等々が、総合的な、一貫した政策として、国家の司令塔の中で決定され、順序だって実行に移されている、という「陰謀論」的受け止め方が大勢である、という事だった。やはり、日本から、様々なレベル、人的ルート、分野などを駆使し、日本の意志をより正確に韓国側に伝えないといけない事を痛感する。

 夜は、大使公邸にて翌日の諸面談等に関する打ち合わせを兼ねた夕食会。

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