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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2009/02/16(月) NO.511号 

やはり未来投資が必要だ(2月16日)

 今朝発表された昨年10〜12月期のGDP成長率は、ほぼ予想通りの前期比マイナス3.3%、年率換算ではマイナス12.7%でした。オイルショック以来、戦後二番目の下げ幅。私達「速やか議連」は、既に12月の予算編成前に、未来志向型投資による10兆円の別枠予算を既に提言し、さらに1月の予算案国会提出前には、経済のさらなる悪化を踏まえ、その規模は30兆円にすべき、と増額提案をしました。いずれも21年度予算を「100年に一度の危機」に対応し、国民の暮らしを守るに相応しい予算にすべき、との考えによるものでした。

 二次補正、21年度予算に入れ込まれた政府の総額75兆円の「緊急対策」の多くはセーフティーネット予算。それはそれとして必要ですが、対策に含まれる雇用創出に寄与する新たな内需拡大策はたった2.4兆円に止まります。そのため、私達はバラマキは許さない、透明性の高い「真水30兆円」の別枠予算、それも、危機克服後の日本経済社会が目指すべき「新たな国のかたち」創造に資する地球温暖化対策、情報、技術、安全・安心など「未来投資」により、雇用を確保しよう、という主張をしてきました。

 ここに来て追加経済対策の議論が与野党から噴出し始めましたが、事態の深刻さに気づくのが遅すぎる、というのが正直なところ。

 日本の傷は他の国より軽い、といった現状認識の甘い発言が政府部内から出続けていましたが、同じ10〜12月期のGDPは、米国がマイナス3.8%、欧州もマイナス6%弱。日本経済こそ先進国内で最速ペースで悪化しているのです。やはり、外需依存型経済の脆弱性が顕著であり、引き続き日本の産業構造転換、生産性向上に繋がる経済改革を続けなければならない事が、改めて浮き彫りになっています。後ろ向き、内向きばかりになっていてはいけません。

 今大事な事は、慌てて規模だけを競う、昔ながらの単なるバラマキ経済対策の提案合戦を回避することです。それでは国民からは、選挙対策、としか見えません。

 何よりも、将来の日本をどういう国にするか、とのビジョンを明確に打ち立て、そこへ到達するための政策手段、道行きを戦略的に示す事が肝要です。本来、こうした内容の国民への約束こそが政党マニフェストなのです。民主党のマニフェストは足下の問題への応急措置ばかりであり、自民党に至っては、マニフェストを未だに作っていないという体たらく。二大政党の党首のいずれも首相に相応しくない、という人が56%も占めるNHKの世論調査結果に、いずれの政党も将来の夢、希望、安心を国民に提供していない事が如実に表れています。今後、一つの大きな目標に向かって国民が一緒に歩みを進められるような政治の実現を一層目指したいと思います。

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