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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2010/07/24(土) NO.606号 

情のこもった人間関係(7月24日)

 20日の朝、先週末から週明けにかけ引っ越した新しい議員会館の自室に初めて入る。1階は、高い天井など、いささかスペースを取りすぎの感は否めない。12階建ての11階、1102号室で、首相官邸を見下ろす、見晴らしの良い部屋だ。お隣は福田康夫元総理と衛藤征士郎衆議院副議長。執務環境は、前の議員会館では政策活動をするには非常に制約があったが、かなり改善され、韓国の議員会館には追いついた感じ。是非お立ち寄り下さい。

 昨日は朝一番の飛行機で松山へ戻る。末広町集会所落成式でテープカット、祝賀会に参加の後、参院選のお礼回りを続ける。太陽がぎらぎらと、暑い。あるお家では、クマゼミと見られる蝉の抜け殻が、塀にも、門にも、立てかけてある傘にも、至る所に残っており、夏本番を感じる。

 昼食は、久しぶりに松山市高砂町にある「高砂食堂」で、今日の日替わり定食「とんかつ定食」(600円)をいただく。経営者は愛媛県料飲業生活衛生同業組合松山中央支部長の植木喜代美さんだ。栄養バランスのとれたボリューム満点の定食を食べながら、いろいろお話しする。

 植木さんは料飲業を営みながら、ここ20年余り、下宿に学生を受け入れている。当初は大学生対象だったが、大学生がワンルームマンションなどに移り、このところもっぱら高校生のお世話をされている。現在は、東予から3人、南予から2人、中予の離島である中島から3人、合計8人で、全員県立高校に通っている。日曜日以外は朝昼晩の三食を提供。平日の昼はお弁当を持たせている。時々、持って行くのを忘れたお弁当を、学校まで届けてあげるそうだ。

 さらに、問題を起こしたときには警察にまでもらい下げに行かれるという。だいたいの場合学校の知るところとなり、県立高校の場合、一ヶ月程度の家庭謹慎になるようだ。しかし、大学進学や就職で松山を離れても、お盆頃になるとふらっと立ち寄ってくれる子がいるそうだ。、そんなときは嬉しいが、問題学生の時は特に嬉しいそうだ。昨今めっきり減ってしまった情のこもった、一生思い出として心に残り続ける人間関係が、ここにはある、と感じた。

 夕方、ある宗教法人の「夏越しの大祓祭り」に参列。「水無月の夏越しの祓えする人は 千歳のいのち延ぶというなり」と唱えながら、茅の輪くぐりを三回行うのが作法のこの行事だが、今年はとりわけ先人達が懸命に夏越しする努力と祈りをしてこられたことの意味とその重さを感じさせるほど、暑い。来週30日以降、国会も熱くなりそうだ。

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