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愛媛新聞-2003年4月16日掲載記事

「 正面突破の構造改革を 」

〜 ことばの政治学 〜

【小泉首相は奇策を使わず正面突破の王道を歩むしかない。銀行など金融セクターの構造改革が進んでいない、産業構造改革が遅すぎる、この2つの問題を急いでやれということだ】(塩崎恭久・自民党衆議院議員=愛媛1区)

1998年の金融国会のころ、自民党内で政策新人類ともてはやされた若手議員らがいた。その代表格だった塩崎さんは「奇策はしない。王道で対処する」との小泉純一郎首相の構造改革路線に強い信頼を置いている。

3月26日と4月4日の両日、話を聞いてみた。高校のころ難しい数学の問題が出てどうしてもわからなかったが、後で先生の説明を聞くと、簡単な問題の組み合わせとわかった。今の経済問題も同じというのが塩崎さんの見方。

改革の本丸は銀行と、銀行からカネを借りている企業、両方の構造改革。小泉内閣はやるやるといって、今は逃げ回っているとしか見えない。銀行の改革は、資産評価をやり直して不良債権処理を深堀せよ、ということになる。

企業、産業の改革は、従来型の産業では企業企業数が多すぎるから競争力強化による淘汰(とうた)が避けられない、その上で、売れ筋商品の開発に努力を傾注すること。医療福祉、バイオテクノロジー、情報通信、環境技術などいくらでもあるじゃないかと塩崎さん。
それをほったらかして金融緩和だ、円安誘導だとやってみても逃げでしかない。日銀がじゃぶじゃぶカネを出したから日産がよくなったわけではないだろう、厳しい再建計画を立てゴーン社長と社員が一緒に頑張ったからだと言いたいようだ。

構造改革をどんどん進めれば当然痛みが出てくるから、そこは財政出動が求められるのは当然、財政再建は構造改革の後でいいと考える。でも改革を進めないで景気が悪いから財政出動という自民党内の逆方向の声には、塩崎さんは「政治家として寂しいね」。

企業が持っている株を決算期末の株価で評価する時価会計制度を、自民党内では、株価低迷に配慮して凍結の方向に動きだしている。塩崎さんは株価が戻る見込みがないのに会計上だけ大丈夫と奇策で取り繕うのかと「もう論外」の心境。