愛媛新聞-2002年10月27日掲載記事
竹中路線に心は複雑
〜永田町えひめ〜
竹中平蔵金融・経財相がまとめた不良債権処理加速策の当初案。
銀行業界のほか、与党内からも反発が噴出しているが、自民党財務金融部会長の塩崎恭久氏(衆院愛媛1区)は竹中支持派。
「私が主張してきたことと、基本的に同じ方向」「副作用も大きいが、マイナス効果だけを考えても仕方がない。前進あるのみ」と理解を示す。
ただし、無条件かつ全面支持というわけではない。「金融健全化だけでなく、企業再生とワンセットで解決しなければならない。読みが甘い」と注文も。竹中氏が大銀行をつぶすこともあり得る旨発言したと報じられ、株安を招いたことにも「大いに反省が必要。銀行と企業の信用問題を預かっているという意識が足りない」と手厳しい。
加えて、国の命運を左右しかねない重要な経済政策を、民間出身の竹中氏が独断専行の形で担っている点にも少なからず抵抗感がある様子。「歯がゆい思いもある」政界きっての金融財政通を自負するだけに、複雑な心境をチラリ。
竹中平蔵金融・経財相がまとめた不良債権処理加速策の当初案。
銀行業界のほか、与党内からも反発が噴出しているが、自民党財務金融部会長の塩崎恭久氏(衆院愛媛1区)は竹中支持派。
「私が主張してきたことと、基本的に同じ方向」「副作用も大きいが、マイナス効果だけを考えても仕方がない。前進あるのみ」と理解を示す。
ただし、無条件かつ全面支持というわけではない。「金融健全化だけでなく、企業再生とワンセットで解決しなければならない。読みが甘い」と注文も。竹中氏が大銀行をつぶすこともあり得る旨発言したと報じられ、株安を招いたことにも「大いに反省が必要。銀行と企業の信用問題を預かっているという意識が足りない」と手厳しい。
加えて、国の命運を左右しかねない重要な経済政策を、民間出身の竹中氏が独断専行の形で担っている点にも少なからず抵抗感がある様子。「歯がゆい思いもある」政界きっての金融財政通を自負するだけに、複雑な心境をチラリ。
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- 愛媛新聞-2002年10月27日掲載記事
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