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愛媛新聞-2002年4月23日 掲載記事

党の性格 旧態依然 小泉内閣1年 県関係国会議員に聞く

「改革断行」を掲げて小泉純一郎内閣が発足して二十六日で一年。政治改革、経済構造改革、そして自民党の改革はどこまで進んだか。県関係国会議員に聞いた。

―小泉改革の評価は。
「本当の意味では、構造改革は起きていない。道路四公団の民営化や道路特定財源の見直しなど、自身が実行すると言ってきたものは、その方向に推し進めようと努力はしているが。一番肝心な、不良債権処理が先送りされている」

―内閣支持率が低下している。
「国民の支持が小泉政権の基盤だけに今後、改革を進める上で心配。景気回復が進まないことがもちろん背景にあるが、秘書給与問題や外務省改革などに、首相自身が強いリーダシップを発揮していないのも要因ではないか。政治と官僚の在り方についてもだ」

―地方の 痛み は深刻だ。
「地方交付税を一兆円削減した上、自主財源の確保もできていない。地方のあるべき姿が全く示されておらず、この点はよほどの改善が必要だ。厳しい財政状況を反映しているのは分かるが、小泉内閣になって、あらゆる公共事業的なものが、優先順序では難しくなったのは確かだ」

―首相は脱派閥を掲げたが。
「派閥とは政治哲学で成り立っているのではなく人事の配分機能でしかない。大臣についてはその機能を壊したが、副大臣や政務官人事などは派閥任せにしており、派閥の論理が以前と変わらず横行中。自民党の性格は旧態依然としている。打破すべきだ。」

―塩崎氏自身は無派閥だか。
「無派閥でいると、大きなポストにはつけないだろうが、仕事をする上で不利益は感じていない。現時点では今のスタンスを変えるつもりはない」

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