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政策提言

2008/06/11

地球温暖化対策推進本部中間報告
最先端の低炭素社会構築に向けて―来たるべき世代と地球のために―

はじめに

  • 低炭素社会構築をいち早く成功させることは、我が国産業の国際競争力の強化、我が国市場の魅力増大をもたらす。
  • 最先端の低炭素社会のモデルを構築し、これを世界に率先して提示。
  • 党として強い政治的意思をもって取り組む決意。

基本的考え方

  • 「2008年ピークアウト宣言」発出
    ・国際約束である京都議定書6%削減目標達成は、危殆に瀕している。
    ・政府は、「2008年ピークアウト宣言」を発出し、政策を総動員して取り組むべき。
    ・相当のコスト負担を覚悟すべき。
    ・思いきった税財政措置が必要。
  • 低炭素社会形成推進基本法の制定
  • 2050年に60〜80%削減の長期目標設定
  • 十分なレベルの中期目標設定
  • 全員参加のコスト負担
  • 税制、補助金、規制等の政策の組合せ
  • ポスト京都の次期枠組みにおけるすべての主要排出国の参加、セクター別アプローチの活用、国際的リーダーシップの発揮

主要政策項目

  • 社会システム・意識の変革
    サマータイムを平成22年から実施すべく議員立法。カーボンフットプリント、カーボンオフセット、エコポイント等の新しい手法も推進。
  • 地域活性化
    バイオマスや太陽光など再生可能エネルギーの活用、地産地消の取組、「環境モデル都市」などで、低炭素社会の構築により地域を活性化。
  • 家庭用電気・ガス機器−既存省エネ技術の普及−
    トップランナー家電など省エネ機器を普及促進。
  • 住宅・業務用ビルの省エネ化
    住宅版トップランナー制度」を創設。
  • 運輸−「カーボンフリー自動車」の早期実現−
    自動車関係税制の課税基準への「CO2排出量」組み込み等により低炭素車を普及拡大。
  • 再生可能エネルギーの開発・普及の促進−「カーボンフリー電力」を目指して−
    太陽光発電の抜本的普及拡大を図り、ドイツに奪われた「生産量・導入量世界一」を奪還。
  • 原子力発電の推進−万全な安全確保・設備利用率向上−
    万全な安全確保を前提に、2020年までに9基新設、既存原子力発電所の設備利用率を主要原子力利用国並みに向上。
  • 森林対策
    3.8%森林吸収目標確保、間伐材等のバイオマス利用を推進。
  • 金融のグリーン化
    低炭素社会構築のための新技術開発投資、省エネ・新エネ投資などに資金が流れやすくなるよう、環境金融や企業のCO2情報の公開等を推進。
  • クール・ガバメント、クール国会
    「カーボンフリー官邸」「低炭素都市・霞ヶ関」「クール国会」を実現。
  • 自民党の率先実行−「自民党カーボンフリー宣言」−
    「カーボンオフセット選挙」を実施、党関係建物を省エネ化、徒歩・自転車を活用。
  • 新たな経済的手法
    排出量取引については、
    ・多くの検討すべき課題を乗り越えつつ、将来国際的な市場が発足する場合には、我が国も参加。
    ・我が国も公平かつ合理的なルール等について積極的に発信。
    ・2010年から国内取引について準備的運用を開始。

主要新規政策
(自民党地球温暖化対策推進本部中間報告)


  • 低炭素社会形成推進基本法
  • サマータイム法
  • カーボンオフセット推進法
  • 脱深夜型ライフスタイルモデル地域
  • 住宅版トップランナー制度
  • 自動車関係税制の課税基準への「CO2排出量」の組み込み
  • 住宅への太陽光発電への支援措置創設
  • 金融のグリーン化(環境金融の推進、企業のCO2情報の有価証券報告書での公表義務づけ)
  • 「グリーン自民党」(カーボンオフセット選挙等)
  • 排出量取引(国際的ルール作りへの参加、2010年に国内取引の準備的運用開始)

自由民主党政務調査会 地球温暖化対策推進本部