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やすひさの瓦版 Yasuhisa's Kawaraban やすひさの季刊誌をまとめています

2021/07/16

やすひさの瓦版122号

政治活動28年間のご支援に心から感謝

 去る6月19日、急なことではございましたが、私は次期総選挙には立候補しない事を明らかにさせて頂きました。平成5年初当選以来、28年間の長きにわたり皆様には大変お世話になって参りましたことに心から深く感謝申し上げます。

 突然の事で皆様には大変ご心配をおかけしてしまいましたが、私がこの大きな決断に至った背景は以下3点にあります。
1. 近年、とりわけコロナ禍の重要課題の解決のために私が主張し続けてきた様々な政策提案の方向性に政府が漸く同意し、その実現性が濃厚となり、私の政治活動の大きな区切りとなりました。
2. デジタル、グリーン、半導体等「新たな時代の軸」が見え、大きな転換期に差し掛かっています。新たな感覚と力を持った、次の時代を担う後進に道を譲るべき時だと考えるに至りました。
3. 病気持ちの妻の体調を考えると、これ以上負担をかけ続ける訳にはいかないと思うようになりました。

 この28年間、山あり、谷ありの歳月でしたが、お陰様で極めて充実した政治活動を続けさせて頂きました。「初志貫徹」を政治信条に、地元松山、愛媛をはじめ、人々と社会そして国家のために尽くす、との志を貫いてきた自負があります。

 様々な難問に直面しても、皆さまにはいつも温かく、「信念を通せ」と励ましを頂いて参りました。

 日本銀行出身として経済再生を主分野に、ビッグバン、不良債権問題処理、「護送船団方式」脱却を通じた産業競争力強化、コーポレート・ガバナンスコードによる企業体質と収益力の強化、働き方改革など、「政策新人類」とも呼ばれた当初から、一貫して日本経済再生に全力投球し続けて参りました。

 また、年金・医療・介護・障がい者等の社会保障政策にも心を砕き、特に厚生労働大臣の立場を得て、本格高齢社会における温もりある地域共生社会と安心できる暮らし確立を目指して参りました。なかでも、「子どもの権利」を明文化した平成28年の児童福祉法の抜本改正はじめ、ライフワークとして児童福祉に取り組み、目下は「子ども庁構想」と合わせ、「子ども基本法」の議員立法化の音頭をとりつつあります。

 国家安全保障会議の設置、公務員制度改革など、「国の形」を大きく変える改革も緒に就けさせることができました。今後、わが国があらゆる危機に対処するために必須の改革です。

 さて、愛媛一区の次期総選挙候補者は、自民党のルールに則り公募により、塩崎彰久弁護士が選ばれました。
 皆様にお守り頂いてきたこの1区の議席を、次なる選挙でも必ず守り切るべく、私も力を尽くして参ります。政府与党に対する厳しい批判を真摯に受け止めつつも、なおこの国を守り発展させるのは自民党しかないと信じております。どうぞ皆様には、今後とも引き続き熱いご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 これからは「実践」に軸足を移して、皆さまと一緒に新たな形で引き続き地域や国のために汗をかき続けて参りたいと存じます。これからもどうぞ変わらぬご指導を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

 皆様には、どうかご健康にはご留意頂き、益々ご活躍されますようお祈り申し上げ、心からの感謝を込めてのご報告とご挨拶とさせて頂きます。