2011/01/01
やすひさの瓦版(第87号新春特別号)
昨年も大変お世話になり、ありがとうございました。温かいご支援を賜り、心から感謝申し上げます。
現政権への国民の不信感が募る中、参議院では野党議席が与党を上回るというねじれ現象が発生しました。度重なる閣僚の失言やマニフェストの不履行、政治とカネ、経済政策の欠陥などのみならず、外交においても日本の国益にかかわる事案に対し、戦略なき対応が続き、国家は危機的状況にあります。
私も予算委員会理事や党改革委員長などの職責を全うしながら、引き続き松山のため、愛媛のため、国のために全力で取り組んで参る覚悟です。本年も皆様の益々のご指導を、よろしくお願い申し上げます。
真に強い日本を取り戻すために
世界の中の日本
昨年、9月30日から私は衆議院予算委員会の理事になり、閉会中の国会で尖閣諸島を巡る問題に関する集中審議が衆議院予算委員会で行われ、私も質問に立ちました。明らかな公務執行妨害を犯した中国船船長を拘留延長までしながら、突然、検察が処分保留のまま釈放し、現政権は「政治介入」は無いと言い張るばかりで、圧力に屈する日本を世界中に露呈してしまいました。また、北方領土問題においても、ロシア大統領の歴史的訪問を許してしまいました。
風が吹けばゆらめく柳腰外交を止めさせ、真に日本の国益を追求する外交を推進するよう強く訴えていきます。
成長戦略こそ日本の再生
我々自民党は、「雇用」と「所得」の拡大を目的とした三本の成長哲学に沿って世界一を目指し、国民に新たな夢と希望と幸せを与えるビジョンを提示しています。すなわち国民の知力・技術・能力・学識を高める「知恵ある成長」、海外に対して開かれた日本を目指し、物的交流のみならず人的交流をも増やす「開かれた成長」、そして最後に地域の力を日本の底力に変える「裾野の広い成長」です。
今こそ官僚主導脱却へ
このような現状に対応するため公務員制度改革を進めることが急務です。
公務員制度改革では、能力・実績主義や再就職規制にとどまるものではなく、行政組織の職員の採用、能力開発、昇進、退職等の相互に関連した人事管理制度全体に変革をもたらしていくことが必要です。民主党の骨抜きの「政治主導」を凌ぐ、真の公務員制度改革を推進したいと思います。
全力で党改革を
しかし、国民の目からは、まだ自民党は「反省が足りない」「重鎮と派閥力学が支配している」などの旧態然の印象が、完全には払拭されていません。
民主党の敵失に浮かれることなく、強い覚悟をもって、党の改革を進めなければなりません。党を変え、愛媛を守り、日本を救うという大きな使命感を持って、政治家としての責務に日々全力を尽くしたいと思います。皆様のご鞭撻、ご指導を心よりお願い申し上げます。
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