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やすひさの瓦版 Yasuhisa's Kawaraban やすひさの季刊誌をまとめています

2006/11/10

やすひさの瓦版(第71号)

おかげさまで 内閣官房長官就任

 9月26日に新たに発足した安倍内閣において、内閣官房長官・拉致問題担当大臣を拝命しました。これまでご支援頂きました皆様のご厚意に応えるべく、全身全霊を込めてこの重責を担って参りたいと思います。

 戦後復興以来、日本の政治は優秀な官僚機構に支えられたボトムアップ型(積み上げ型)の政策決定によって進められて参りました。しかし、外国との経済競争が激化し、北朝鮮問題等の突発的なテロ・地域紛争等の勃発する今日、日本が国際競争に生き残っていくためには、これまで通りの縦割り政策決定システムだけでは対応できないことは明らかです。よりスピーディーかつタイムリーに、次々と沸き起こる省庁横断的な政策課題に対処できるよう、強力な「政治的リーダーシップを確立」する。これこそが、過去13年間の政治活動を通じて訴えてきた私の根幹たる政治信条です。

 この度、安倍総理は「美しい国、日本」という国家ビジョンを高らかに宣言し、我が国を活力とチャンスと優しさに満ち溢れ、自立の精神を大事にする、世界に開かれた国を目指すことを約束されました。首相がこうしたビジョンを実現するためには、国家の司令塔として更なる政治のリーダーシップを発揮できる体制が重要です。そのため、国家安全保障問題、経済財政、拉致問題、教育再生、広報担当の5名の補佐官を任命したほか、官邸スタッフの公募等、官邸機能を一段と強化することを決定しました。

 経済成長、財政再建、教育再生、また、拉致問題を含む北東アジア外交等、内外の困難な政治課題が山積しています。しかし、安倍総理の下、戦略的な国家ビジョンと強固な政治的決意をもって改革に臨めば、いずれの難題も必ず乗り越えられるはずです。オープンで活力溢れる「美しい国、日本」を目指し、しっかりと安倍内閣を支えて参る所存です。