2000/06/26(月) NO.47号
物事にはけじめが必要だ
小選挙区で20議席、比例で17議席、合計37議席を失った自民党。与党三党で絶対安定多数を確保したことをもって全て何事も無かったかのようにそのままいくとはいささか節操がないと思う。自民党としては、議席を大幅に失ったことについてその原因の分析、責任の所在の明確化、今後の対策を、少なくとも新しく当選した議員を含め全国会議員で1日ぐらいは大衆討議をすべきではなかったか。それがけじめというものではないか。
党は会社組織と異なり、全員同等の選挙民からの代表権を持った政治家(当選回数、年齢に関係無く)という組合員による組合のようなもの。執行部といえども手順を明らかにしない安易な決定はしてはならない。どこの国でも「奥の院」はあって、物事が小人数で決まることはあるようだが、それはあくまで世間にはわからないようにやるべきこと。ホテルの一室でたった5人で次期総理を決めたことが表沙汰になるとは、この国の統治機能も余りにもたがが外れ過ぎてはしないか。
今回の当選者の顔ぶれを見ると、かつて自民党にあったはずの有為な人材の確保能力まで相対的に弱体化しているように見える。
党は会社組織と異なり、全員同等の選挙民からの代表権を持った政治家(当選回数、年齢に関係無く)という組合員による組合のようなもの。執行部といえども手順を明らかにしない安易な決定はしてはならない。どこの国でも「奥の院」はあって、物事が小人数で決まることはあるようだが、それはあくまで世間にはわからないようにやるべきこと。ホテルの一室でたった5人で次期総理を決めたことが表沙汰になるとは、この国の統治機能も余りにもたがが外れ過ぎてはしないか。
今回の当選者の顔ぶれを見ると、かつて自民党にあったはずの有為な人材の確保能力まで相対的に弱体化しているように見える。
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