2000/08/10(木) NO.65号
朝鮮半島問題の原点を見る
昨晩妻と共にソウル入り。今日はまずは朝鮮半島問題の原点ともいえる板門店に行く。国連軍が駐留しており、さまざまな人種の兵隊さんが大勢。壁や塀に"In front of them all"とあるので意味を聞くと、「全ての味方を背に、最前線にいる、という我々の誇りです」と、運転してくれたアメリカ陸軍の方のこたえ。案内をしてくれた韓国兵は、私の上の息子と同じ年で、徴兵できている英文学専攻の大学生。ここで働く韓国兵は、体格も一定以上、格闘技も全て有段者のエリートとのこと。
3時間交代でその間不動の姿勢で中央バラックで体を半分だけ建物から出し構えているサングラスの韓国兵が二人。向こう側でも不動の姿勢の北朝鮮兵が一人見える。さらに見晴らしの良い監視所へ登ると、遥か向こう側に「キジョンドン宣伝村」が見える。誰も住んではいないらしいが、一応小さな都市風な作り。真中に高さ160メートルの国旗掲揚塔があり、横30メートル、縦14メートル、重さ275キログラム、毎日40人が上げ下ろしをしているという北朝鮮国旗がゆっくりと旗めいている。
「ここが朝鮮半島問題の原点だ」との思いを深める。平和統一のために日本が何ができるのかをしっかり考えたいと思います。
その帰り、国会の議員会館に、ハンナラ党のイ・ビョンソク議員を訪問。かつて大統領秘書官も勤めた学者タイプの1952年生まれ。日本、韓国、北朝鮮、中国、ロシア、米国で、ニューリーダー・グループを作り、対話を始めよう、との提案をいきなり受ける。また、同じ国々で「北東アジア経済共同体」のようなものを作り、相互発展を図っては、との具体案の提示も受ける。日本の外交の厚みの無さを感じ、反省。
3時間交代でその間不動の姿勢で中央バラックで体を半分だけ建物から出し構えているサングラスの韓国兵が二人。向こう側でも不動の姿勢の北朝鮮兵が一人見える。さらに見晴らしの良い監視所へ登ると、遥か向こう側に「キジョンドン宣伝村」が見える。誰も住んではいないらしいが、一応小さな都市風な作り。真中に高さ160メートルの国旗掲揚塔があり、横30メートル、縦14メートル、重さ275キログラム、毎日40人が上げ下ろしをしているという北朝鮮国旗がゆっくりと旗めいている。
「ここが朝鮮半島問題の原点だ」との思いを深める。平和統一のために日本が何ができるのかをしっかり考えたいと思います。
その帰り、国会の議員会館に、ハンナラ党のイ・ビョンソク議員を訪問。かつて大統領秘書官も勤めた学者タイプの1952年生まれ。日本、韓国、北朝鮮、中国、ロシア、米国で、ニューリーダー・グループを作り、対話を始めよう、との提案をいきなり受ける。また、同じ国々で「北東アジア経済共同体」のようなものを作り、相互発展を図っては、との具体案の提示も受ける。日本の外交の厚みの無さを感じ、反省。
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