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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2016/06/01(水) NO.804号 

通常国会閉会、そして参院選へ

 本日、1月4日(月)の開会以降、150日間行われた第190回通常国会が閉会しました。厚生労働大臣として臨んだ2回目の通常国会でしたが、今国会では、衆議院、参議院の厚生労働委員会で、合計約161時間の審議時間を経て、社会福祉法改正法、確定拠出年金等改正法、児童福祉法改正法など、国民の皆様の安心・安全や、経済社会の発展に寄与する重要な11本の法律を成立させることができました。この場を借りて、法案成立に向けて後押し頂いた全ての皆様に、心より御礼申し上げます。
 
 中でも、「児童の養護と未来を考える議員連盟」会長として長年取り組み、会期末間際に成立した児童福祉法改正法には、日本の法律で初めて「児童の権利」について明確に規定し、子どもたちが適切に養育されること、愛され、保護されること、心身の健やかな成長・発達や自立が図られること等を明確に謳いました。法律の施行にともない、児童虐待の発生予防、虐待発生時の迅速・的確な対応等を講じながら国、都道府県、市町村それぞれの役割を強化し、社会のかけがえのない宝である子どもの未来を守って参ります。
 
 また会期中は、法案審議の他にも、人口減少を一億人で止める、との決意の下、「一億総活躍社会」を目指した働き方改革、子育て支援、介護環境整備や、薬剤耐性菌対策など国際健康保健分野における日本のリーダーシップの発揮などに尽力して参りました。
 
 本日の安倍総理の記者会見でも表明されたとおり、社会保障費に充てられることとなっていた消費税の10%への増税は、2019年10月に延期されます。しかし、安倍政権の子育て支援充実や、介護の受け皿確保等への取り組みの手は決して緩めません。アベノミクスの果実も活用しながら、全力で社会保障を充実して参ります。
 
 熊本の震災の爪跡深く、多くの人々が厳しい困難の中におられるなど、国内外に課題が山積し、不安定さを増しつつある中、国民の皆様に責任を持ち、着実に日本を前進させるためには一時も立ち止まることはできません。7月の参議院選挙では信頼ある政治の継続が、何としても必要です。
 
 私は厚生労働大臣として、そして政治家として、この困難な局面で閣僚を務めることに大きな使命感を抱きつつ、強い日本、強い愛媛、そして強い松山をつくるため、一日、一日、全力を尽くして参ります。皆様の引き続きをご支援、ご指導を心よりお願い申し上げます。
 
                      厚生労働大臣
                      衆議院議員 塩崎 恭久