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2012/11/08(木) NO.742号 

がん登録の法定化に向け一歩前進

 これまでメールマガジンや、現代ビジネス等でご紹介していたがん登録の法定化の取り組みについて、今日前進があった。

 私も参加している超党派議員連盟「国会がん患者と家族の会」の総会などで、患者団体の皆様から、がん登録の法定化を急いでほしい、との切実な声が出ていた。しかし、その後国会での政局混乱もあり、議員間の議論はあまり進んでいなかった。

 私は、これまでがん登録の整備が進んでこなかったのは、政治の不作為の責任でもあるとの認識の下、立法作業を早期に着手する必要性を感じていた。そこで同議連代表世話人の尾辻秀久参議院副議長や、事務局長の梅村聡参議院議員に対し、「私に出来ることがあれば何でも、汗をかかせていただきます」とお願いして回っていた。

 その結果、梅村議員が議連の主要なメンバーに声掛けをしてくれ、今日第1回目とも言える、がん登録議員立法の打ち合わせ会が開催された。国立がん研究センターや厚労省、参議院法制局などの責任者が一堂に会し、国会議員も民主・自民・公明各党から数人ずつ参加し、意志の確認と今後の進め方の確認がなされた。

 私は、とにかく少しずつでも前進させることが肝心であり、救うことのできる命を一人でも多く、一日でも早く救うために、今臨時国会に法案骨子を策定し、広く関係者や国民から意見をもらえるようなペースで議論を進めよう、と申し入れた。参加議員からの賛同も得られ、がん登録の議員立法はここに来てようやく大きな一歩を踏み出すことになった。

 また、単なる「推進法」や努力義務にとどまらず、罰則を設けないまでもがん登録を確実に義務化する方向で法案を作るべきだと、これまで議連でも示されていた方向性を改めて確認した。現在既に健康増進法などで制度の枠組みはあるものの、あまり実効性が上がっていない現状から、議員立法による法定化の要請があるからだ。

 医療情報という非常にセンシティブな個人情報を扱うに際し、注意すべき法律上、運営上の課題や論点は多い。現場の声をしっかりと汲み入れた、真摯な意見交換を通じて、実効性のある立法化を目指したい。

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