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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2001/02/19(月) NO.132号 

宇和島水産高校を訪問

 朝、JR松山駅前で街頭演説の後、JRで宇和島へ。まっすぐ宇和島水産高校を訪問し、堀田校長先生にお会いする。ご親戚に私の後援会の主要メンバーがおられることもあって、初対面ながらざっくばらんにお話を頂く。今日に至るまでのご苦労を聞いて、改めて事の重大さを再認識。
 愛媛県の対応を高く評価されており、現地での桜田政務官をはじめとする外務省の対応にも感謝されていた。様々なお話があったが、いずれにしても、大切な事は行方不明者の家族のお気持ち。何がなんでも船体を引き揚げてもらわねばならないし、その間にも船内からひとつでも、ふたつでもそれぞれの行方不明者の遺留品を回収してもらいたい、との強い要望を頂く。
 
 それにしても、今回の衝突事故発生の第一報が海上保安庁に遭難通信として入ってきたのが2月10日午前8時47分でありながら、外務大臣に一報が届いたのが10時45分、総理には10時50分と、2時間もの時間が経っているのが解せない。少なくとも9時55分には米太平洋軍外交顧問トワイニング大使から渋谷ホノルル総領事に「『えひめ丸』が米潜水艦と接触し沈没した」と明確な連絡があったのに、それから50分もかかって外務大臣に第一報が届くとはどういうことなのか。「正確な情報を確認していた」と外務省は言うが、やはり、こうした危機管理において、政治家である大臣はこれまであまり主役でなかったことの惰性でこれまで同様に扱われたのではないか?「未確認ではありますが…」と言ってまず外務大臣に伝え、総理へも、秘書官経由ではなく、堂々と外務大臣から総理へ直接伝達すべきだ。大臣はいつまでも「借り物大臣」「お客様としての大臣」で、役所に都合のよい時だけ使われる存在であってはならない。