2000/11/10(金) NO.83号
加藤紘一、遂に立つ
午後の本会議の途中、議場外の廊下で、どどどっと記者団が江藤隆美氏を追いかけていた。殺気に近いものを感じたが、何が原因かはわからなかった。
程なく、どうも加藤紘一氏が何かを言ったらしいということがある記者さんから伝わって来、確認すると「不信任案の採決を欠席するかも」とのことだ。遂に、加藤紘一が立ったのだ!
川之江市の商工会議所青年部(YEG)で講演するため高松空港に降り立つと、ニュースステーションのインタビューが待ちうけていた。私は、「日本における漂流」との特集を組んでいるロンドンエコノミスト今週号の表紙の絵を見せながら「滝壷に落ちる寸前の日本丸の船頭さんが、滝が近づいていることも気付かず、船の後ろからのんびり釣り糸をたらしているこの表紙が、今の日本を世界がどう見ているかを端的に表わしている。加藤さんの日本の将来を憂う気持ちはよくわかる。これまで本質的問題は先送りし、日本の抜本的構造改革策を殆ど示してこなかった現内閣への不信任案に私は個人的に賛成したいくらいだが、今後加藤さんや仲間とよく話し合って態度を決めたい」と応えたが、実際の報道では「個人的には賛成したいくらいだ」という部分しか流れなかった(またまた野中さんや亀井さんに怒られるか?)。
日本の明日のために今こそ我々が頑張らねばならない時がきた!
程なく、どうも加藤紘一氏が何かを言ったらしいということがある記者さんから伝わって来、確認すると「不信任案の採決を欠席するかも」とのことだ。遂に、加藤紘一が立ったのだ!
川之江市の商工会議所青年部(YEG)で講演するため高松空港に降り立つと、ニュースステーションのインタビューが待ちうけていた。私は、「日本における漂流」との特集を組んでいるロンドンエコノミスト今週号の表紙の絵を見せながら「滝壷に落ちる寸前の日本丸の船頭さんが、滝が近づいていることも気付かず、船の後ろからのんびり釣り糸をたらしているこの表紙が、今の日本を世界がどう見ているかを端的に表わしている。加藤さんの日本の将来を憂う気持ちはよくわかる。これまで本質的問題は先送りし、日本の抜本的構造改革策を殆ど示してこなかった現内閣への不信任案に私は個人的に賛成したいくらいだが、今後加藤さんや仲間とよく話し合って態度を決めたい」と応えたが、実際の報道では「個人的には賛成したいくらいだ」という部分しか流れなかった(またまた野中さんや亀井さんに怒られるか?)。
日本の明日のために今こそ我々が頑張らねばならない時がきた!
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