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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2000/11/16(木) NO.87号 

政権維持より日本の将来が重要だ

 いったい現執行部、あるいは主流派と呼ばれている人々は何を考えているのでしょうか?今回加藤紘一氏や我々が一貫して唱えているのは、現森内閣の政策と資質では、間違いなく来年の参議院選挙で自民党は大敗を喫し、国民の政治に対する信認と日本の威信を完璧に失い、日本の将来もなくなる、という事。重要問題は先送りし、決して正面から解決しようとしない現首相へ問題提起をしているのに、現執行部は、ついぞ政権維持のことしか考えなくなってしまっています。
 「森内閣に対する不信任案に賛成をしたら自民党除名だ」との脅しがまことしやかに横行していますが、国民の多くは94年の村山首班指名のときのドラマを覚えておられると思います。すなわち自民党、社会党、さきがけの三党が村山富市氏を総理大臣に選ぶ事を決め、本会議採決に臨んだ際、第1回投票、第2回目の決選投票共に、20人余りの自民党議員が党の決定に反し「海部俊樹」と書いたのですが、誰一人として何らの処分も受けていません。いやそれどころか、それらの人たちのうち、二人は今現職大臣であり、二人は現在党役員です。
 「首班指名」と「内閣不信任」とは全く同格の国家の進路決定に関する重要事項のはずですが、今日夕方私に電話をかけてこられた現執行部中枢の方は「いや、あの時と今とは状況が違う」とおっしゃっていました。さて、一体どこが違うのでしょうか?あの時も今も、国家存亡の危機。私達は、日本のトップリーダーを、問題先送りをせず、日本の構造改革をしっかりする人に直ちに代えねば、自民党の将来はおろか、日本の未来はない、と堅く信じています。もし仮に我々が内閣不信任案に同調した場合に我々を除名処分にするならば、まず94年の首班指名の際に「海部俊樹」と書いた議員全員を除名して頂かねばなりません。
 
 「国滅びて自民党残る」で良いのでしょうか?
 
  全国の皆さん、是非私達を応援してください!!