2001/06/28(木) NO.194号
「整理回収機構5年後サンセット法案」を提唱
整理回収機構(RCC)の不良債権処理での活用が「骨太の方針」に盛りこまれたが、これは私の強く主張してきた事で、一歩前進だが、対象が「破綻懸念先以下の債権」に限定されてしまい、全く不充分。山本、渡辺両代議士も同意見のようだが、私は「RCC5年後サンセット法案」を議員立法で提出する事を提案した。先般成立させたRCCによる一般銀行からの不良債権買取り継続も3年間だから、5年で不良債権問題処理の全てに片を付ける為にもサンセット化すべきだ。
終わりのない不良債権処理ではダメだ。期限が切られればこそ人間、知恵が出てくるもの。米国のRTCが当初から5年を組織の存続期間としたことには先見の明があった。RTCがきっかけとなって、不良債権の証券化など新たな金融技術が開発された事を忘れてはならない。
RCCでは回収に焦点が当たり過ぎ、経済政策の観点が全く欠落してきた。おまけに組織の維持・自己増殖の論理もこのところ強くなってきている。あくまでも100%政府出資の株式会社・銀行であり、国民からは限られた公益の早期実現をお願いしている事をRCCの皆さんは心して頂きたい。すなわち、国家目的のために頑張って頂きたいのである。
終わりのない不良債権処理ではダメだ。期限が切られればこそ人間、知恵が出てくるもの。米国のRTCが当初から5年を組織の存続期間としたことには先見の明があった。RTCがきっかけとなって、不良債権の証券化など新たな金融技術が開発された事を忘れてはならない。
RCCでは回収に焦点が当たり過ぎ、経済政策の観点が全く欠落してきた。おまけに組織の維持・自己増殖の論理もこのところ強くなってきている。あくまでも100%政府出資の株式会社・銀行であり、国民からは限られた公益の早期実現をお願いしている事をRCCの皆さんは心して頂きたい。すなわち、国家目的のために頑張って頂きたいのである。
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