トップ > やすひさの独り言

やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

  • メールマガジン登録・解除
  • 全タイトル一覧
  • バックナンバー
2001/06/26(火) NO.193号 

なんだか忙しい1日だった

 朝7時から、都内ホテルで韓国の友人キム・サンウーと朝食。金大中大統領の腹心で私と同年代。ケンブリッジ大学の歴史学博士号を持っている。前回総選挙で落選、民主党の国際委員長となっていたが、今回「国際大使」になっていた。会議などでこの2、3年急速に仲良くなり、メールと携帯電話でよく話す間柄。昨年ソウルで妻も会っており、今日もたまたま上京していた妻も同席。ITを通じた東アジアネットワーク構築を一緒に企画しており、最新の情報交換を行なう。
 
 9時から私が委員長を務める「国際的NGOに関する小委員会」を開催。先週はNPO税制がNGOにどう適用され、問題点は何かを議論したが、今日は政策・予算要望を約10のNGOの皆さんから伺う。沢山問題提起される。日米で比較すると、日本はインフラ整備向けODAが圧倒的に多く、緊急援助が圧倒的に少ない。国際協力銀行(JBIC)の融資が世銀をも凌駕しているチャートを見て考えさせられる。財投改革との関連もあり、こうした形態のODAは多いに考え直すべし。
 
 10時半から、これも私が委員長を務める「企業会計に関する小委員会」を開催。企業会計審議会が発表したばかりで、パブリックコメントに付せられている、10年ぶりに改定された「会計監査基準」について勉強。企業の存続を左右する「ゴーイング・コンサーン」の基準を入れたことが最大の特徴点だが、10年もほったらかしであって良いはずはない。経済は生き物だし、その間に多くの会計監査上の問題が破綻会社のケースで見られていた。
 
 昼飯どきは朝日新聞の船橋洋一さんを囲む定例勉強会。本会議後、議員会館の事務所で、取材4件、役所のレク3件。
 
 夜7時から、日米学生会議の学生諸君の勉強会に呼ばれて参加。45分ほど私から「なぜ、どのような問題意識を持って政治を目指すようになったか」「現在の日本の抱える問題は何か」「学生として、何を心に持ち、何を行動すべきか」など話し、30分余り質疑応答。20人弱の面々だが、皆目を輝かせて聞いて、語ってくれた。昨年現役だった二男の哲也も後ろの方に座って聞いていた。これからは君達の時代だ!
 
 9時から国会TV・C-NETに出演。経営困難である事は私が東洋経済「視点」欄に書いた通りだが、遂に債務超過になってしまった由。こうしたTV局が生き残れない程度の民主主義しか日本にはない、というのは恥ずかしいことだ。
 
 10時半過ぎに高輪宿舎近辺まで戻り、近くの居酒屋でやっと夕食を一人でとる。砂肝、ハツ、手羽先の焼き鳥と冷たい生ビールがうまかった。ホッ!