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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2018/07/09(月) NO.814号 

豪雨被害への対応を急ぐ

愛媛県をはじめ中四国地域で深刻な豪雨被害が広がっている。

昨日の早朝、未だお1人行方不明になっておられる松山市伊台地区の被災地に赴いたが、狭い川の横の道が無残にえぐられ、ガードレールが宙づり状態。続いて、吉藤地区の被災地に向かったが、土砂崩れのあったところはいまだに完全通行止めで現地を見られない。さらに、松山市高浜の松山観光港正面の松山市内に抜ける道のトンネルの入り口前が土砂で埋もれている現場に到着。100mはあろうか、小山の頂上付近直下に、山の地肌が見えており、ここから下の土砂が一気に崩落すれば、大変な事になる。当分の間、油断はできそうもない。

スタッフと一緒に被害状況の把握と支援に走り回っているところへ、県外のNGOの友人から電話を受ける。ある被災地で洪水により孤立した病院の屋上にヘリコプターを降ろし、数十人の患者を急ぎ近隣の大学付属病院に搬送したいが、緊急着陸の許可がない。国交省航空局の判断が得られるよう、急ぎ支援して欲しい、と切羽詰まった声。早速、国交省幹部の携帯に連絡を入れ、航空局の担当者とこのNGOの責任者と直接話してもらうよう要請。その後地元自治体との折衝などが難航したが、午後3時過ぎにようやく許可が得られ、NGOが保有する2機のヘリコプターでの患者搬送が開始された。最終的に昨日だけでヘリチームとボートとで健康状態の悪化が深刻だった10名を含む63名を無事搬送できたとの報告を受け、県を跨いだ支援の連携がうまく行ったことに安堵した。

今日の午後、自民党本部で災害対策の会議が開催される予定で、私も参加する。また、自民党の愛媛県選出国会議員が夕刻集まり、対処方針を立てる。一刻も早い被災者の救助・支援に向け、官民協力して知恵と体力を総動員していきたい。