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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2001/02/22(木) NO.134号 

えひめ丸行方不明者のご家族が帰国

最後までホノルルに残られていたえひめ丸の行方不明者のご家族が成田に帰国され、総理官邸に森首相を、米国大使公邸へフォーリー米国大使をそれぞれ訪ねた。森総理、河野外務大臣、伊吹危機管理担当大臣、福田官房長官、町村文部科学大臣の5大臣などとともに、愛媛県選出国会議員も揃ってご家族の言葉を受けた。
 重い。(1)船体の引き揚げの決定には、日本も加わるべきであり、引き揚げまで何年でも待つ、(2)事故発生の経緯につき驚くべき事実が次々と出、許されない事ばかりだが、その調査にも日本が加わるべき、(3)米国の最高実力者のブッシュ大統領にあって直接お願いしたいので、政府は段取りをして欲しい、との要望書が森総理に渡される。その気持ち、当然だろう。
 夕方6時10分からフォーリー大使と面談。山本公一代議士と私など3人の国会議員も同席。30分の予定であり、なおかつフォーリー大使は6時半から隣のホテルで「さよならパーティー」がセットされていたようだが、7時10分まで約1時間、じっと家族の声を聞き、正面から応えてもいた。真摯なフォーリー大使はともかく、今後の船体引き揚げや原因解明調査を米国政府がどれだけ透明に、かつ誠意を持って行うかが極めて重要だ。日米関係が今後ともうまく行くように、フォーリー大使の言う通りのように事が進むよう望みたい。言葉だけではうまくいかない。