2002/01/23(水) NO.253号
米国閣僚に東京で堂々と注文を付けられていいのか?!
午前中、米国大使館主席公使邸で、オニール財務長官との懇談があり、山崎幹事長、麻生政調会長、林義郎金融調査会長と共に私も招かれた。一時間たっぷり議論。主に麻生会長がお話をし、それに私が持論を交えながら補足する格好。さすが財界出身らしい「資本利益率」の観点から日本経済の理解できない点に切り込んで来た。
報道によれば、財務長官はこの後都内で講演をしている。「日本はもっと不良債権処理を促進すべきだ。デフレは金融的現象だから、日銀の金融政策に期待する」など、考えようによっては他国の事について言いたい放題だ。しかし不良債権処理促進はその通りで、東京にまで米国閣僚が乗りこんできて堂々と言われるまで何もしない日本が情けない。バブル崩壊から12年。ここまで外国高官に指摘されるという事は、今まさに国家統治能力が世界から問われているということだろう。
報道によれば、財務長官はこの後都内で講演をしている。「日本はもっと不良債権処理を促進すべきだ。デフレは金融的現象だから、日銀の金融政策に期待する」など、考えようによっては他国の事について言いたい放題だ。しかし不良債権処理促進はその通りで、東京にまで米国閣僚が乗りこんできて堂々と言われるまで何もしない日本が情けない。バブル崩壊から12年。ここまで外国高官に指摘されるという事は、今まさに国家統治能力が世界から問われているということだろう。
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