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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2001/09/05(水) NO.215号 

サンフランシスコ講和条約50周年記念シンポジウムに参加

 大阪での講演後羽田へ。妻と合流して車で成田へ移動し、午後4時45分発の便でサンフランシスコへ向かう。The Japan Society of Northern California が中心となって開催されるサンフランシスコ講和条約50周年記念シンポジウムへのパネラーとしての参加と、8日の記念式典参加のためだ。同じ飛行機には50年前に正式な政府派遣団の一員であった宮澤喜一元総理らもおられた。
 機上、頭を切り換えながら、やっとシンポジウムでの発言内容について推考する時間ができる。同じ5日の午前10時前にサンフランシスコ空港着。ひとまずホテルにチェックインすると、何と私が高校時代に留学した際のホストファミリーのお母さんから、到着次第連絡を、との伝言があり、びっくり。忙しくて事前に連絡できなかった。早速車で金門橋を渡りその家まで行くが、不在。妻と二人でサンフランシスコを見遥かす海辺のイタリアンレストランで昼食。私は今年の1月にもこの地に来ているが、妻はハーバード留学時代以来20年振りぐらいに来た Belvedere, Marin County だ。
 夜は総領事公邸で宮澤先生、歴代駐米日本大使らと夕食。総領事が、アジア系、とりわけ中国系住民が急増している米国、なかでもカリフォルニア州での人口動態の変化と対日感情や、経済競争力の上昇などについてスピーチがあり、考えさせられる。要は「残念ながら悪化する対日感情とますますダイナミックになるカリフォルニア経済」だ。裏を返せば、日本はいずれについても有効打を打てていないということだ。