2002/10/10(木) NO.307号
政治が行動で示す時
「塩崎やすひさ後援会新春の集い」が、約1300人の参加を頂き、和やかに、しかしにぎやかに開催された。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。今年も宜しくお願い致します。
今年も、塩崎後援会の皆様に加え、遠くからは自民党行革推進本部長の太田誠一元総務庁長官、自民党愛媛県連会長村上誠一郎代議士がご参加頂いた他、自民党県連幹部、県内市町村長・議員、各種団体の代表者などの皆様も、選挙区を問わず大勢ご参加下さった。多いに感謝です。
私からは、以下の要点で、本年の決意表明を致しました。
(1)今年こそ、政治が行動で示す時。
---日本経済はいよいよ正念場。今年こそ「底打ち」させねばならない。
(2)政治の役割は将来ビジョンの提示のはずだが、昨今は冷静さに欠く。沈着に。
---昭和大恐慌以降初めて経験するデフレという大きな問題の前に、株式買取機構、決済性預金完全保護、生保の哲学なき保護策延長など、根本解決なき対症療法、ビジョンなき問題先送り、目先の弥縫策に汲々とし、目に余る。
---「デフレ」も、「恒常的過剰供給」と「恒常的需要不足」の要因分析に基づき、それぞれに対し正しい根本治療を同時、総合的に施せば対応可能。これこそ「構造改革」だ。「デフレ対策」などと言うことは、医者が「発熱対策」と言うのと同様に意味なし。
(3)「ジャパン・ Jr.」を取り上げ、戦線再構築だ。
---自信喪失気味の日本だが、日本には「古くからの強さ」に加え、「新しい強さの芽生え」がそこここに見られる。この「新しい強さ」を明日の日本を担う「ジャパン・ Jr. 」と呼ぼう。
---問題は、この「ジャパン・ Jr. 」が、埋もれてしまっているか、「イチロー現象」で海外、ないしは外資系組織に流出するなど、日本のパワーになっていない事。
---「日本には埋もれた優秀な技術がたくさんある」というノーベル賞の田中耕一さんも、スウェーデン科学アカデミーが発掘してくれたのであって、日本政府は慌てて事後的に文化勲章を授与。ノーベル賞受賞がなければ、田中さんも「サラリーマン化学者」で終わっていたかも。
---マリナーズのイチロー、ヤンキーズの松井だけではなく、愛媛県出身である青色発光ダイオードの発明者、中村博士など、多くの一流科学者や金融マンなど最前線の企業戦士がなぜ日本や日本企業を離れるのか?
(4)身近にも「ジャパン・ Jr. 」の芽生えが。最近地元で出会った嬉しい話しを二つ。
---ご主人の退職金の半分を頂いた主婦が、その全てを投じてオープンハウスを庭先に建築。子育て、高齢者介護、駆け込み寺などに開放。地域の助け合いの拠点を自発的に提供している。
---定年後の元自衛隊員が集まり、これまた退職金を投じNGOを結成。カンボジアで不発弾処理、地雷除去に身を捧げつつある(メンバーの一人が今日の集いに参加してくださった)。
(5)日本再生のため、政治がリードせよ。
---こうした様々な分野でしっかり芽生えつつある「ジャパン・ Jr. 」を取り上げ、育て、それをパワーとして糾合し、国家の力にしていく仕組みこそが日本再生に必要なのだ。まさにこの戦線再構築を政治がリードしないといけない。
(6)更なる10年に向けてよりいっそう努力の覚悟。
---私は今年で国会議員在籍満10年を迎えます。今後、更なる10年を、より責任ある立場で、より多くの仲間とともに一丸となって国政をリードして参る覚悟です。
皆様、改めまして本年もよろしくご指導、ご声援のほど、お願い申し上げます。
今年も、塩崎後援会の皆様に加え、遠くからは自民党行革推進本部長の太田誠一元総務庁長官、自民党愛媛県連会長村上誠一郎代議士がご参加頂いた他、自民党県連幹部、県内市町村長・議員、各種団体の代表者などの皆様も、選挙区を問わず大勢ご参加下さった。多いに感謝です。
私からは、以下の要点で、本年の決意表明を致しました。
(1)今年こそ、政治が行動で示す時。
---日本経済はいよいよ正念場。今年こそ「底打ち」させねばならない。
(2)政治の役割は将来ビジョンの提示のはずだが、昨今は冷静さに欠く。沈着に。
---昭和大恐慌以降初めて経験するデフレという大きな問題の前に、株式買取機構、決済性預金完全保護、生保の哲学なき保護策延長など、根本解決なき対症療法、ビジョンなき問題先送り、目先の弥縫策に汲々とし、目に余る。
---「デフレ」も、「恒常的過剰供給」と「恒常的需要不足」の要因分析に基づき、それぞれに対し正しい根本治療を同時、総合的に施せば対応可能。これこそ「構造改革」だ。「デフレ対策」などと言うことは、医者が「発熱対策」と言うのと同様に意味なし。
(3)「ジャパン・ Jr.」を取り上げ、戦線再構築だ。
---自信喪失気味の日本だが、日本には「古くからの強さ」に加え、「新しい強さの芽生え」がそこここに見られる。この「新しい強さ」を明日の日本を担う「ジャパン・ Jr. 」と呼ぼう。
---問題は、この「ジャパン・ Jr. 」が、埋もれてしまっているか、「イチロー現象」で海外、ないしは外資系組織に流出するなど、日本のパワーになっていない事。
---「日本には埋もれた優秀な技術がたくさんある」というノーベル賞の田中耕一さんも、スウェーデン科学アカデミーが発掘してくれたのであって、日本政府は慌てて事後的に文化勲章を授与。ノーベル賞受賞がなければ、田中さんも「サラリーマン化学者」で終わっていたかも。
---マリナーズのイチロー、ヤンキーズの松井だけではなく、愛媛県出身である青色発光ダイオードの発明者、中村博士など、多くの一流科学者や金融マンなど最前線の企業戦士がなぜ日本や日本企業を離れるのか?
(4)身近にも「ジャパン・ Jr. 」の芽生えが。最近地元で出会った嬉しい話しを二つ。
---ご主人の退職金の半分を頂いた主婦が、その全てを投じてオープンハウスを庭先に建築。子育て、高齢者介護、駆け込み寺などに開放。地域の助け合いの拠点を自発的に提供している。
---定年後の元自衛隊員が集まり、これまた退職金を投じNGOを結成。カンボジアで不発弾処理、地雷除去に身を捧げつつある(メンバーの一人が今日の集いに参加してくださった)。
(5)日本再生のため、政治がリードせよ。
---こうした様々な分野でしっかり芽生えつつある「ジャパン・ Jr. 」を取り上げ、育て、それをパワーとして糾合し、国家の力にしていく仕組みこそが日本再生に必要なのだ。まさにこの戦線再構築を政治がリードしないといけない。
(6)更なる10年に向けてよりいっそう努力の覚悟。
---私は今年で国会議員在籍満10年を迎えます。今後、更なる10年を、より責任ある立場で、より多くの仲間とともに一丸となって国政をリードして参る覚悟です。
皆様、改めまして本年もよろしくご指導、ご声援のほど、お願い申し上げます。
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