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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2003/02/06(木) NO.315号 

雪が降ると暖かい

 午後の飛行機便で、北海道の旭川へ向かう。2003年氷彫刻世界大会に出場中の愛媛・松山の選手激励のためだ。昨年夏、松山で氷彫刻の全国大会があり、毎年旭川で行われている世界大会に国会議員が誰も来ない、と言うので、「じゃあ、私が応援に行きますよ!」と約束し、それを果たすためでもある。松山からは個人戦に2選手、団体戦に2組が出場だ。
 
 夕方6時前に、暗闇ながら、真っ白な旭川空港に降り立つ。気温マイナス11度。今朝はマイナス20度だったそうだ。審査員で、日本氷彫刻会副会長でもある我が地元愛媛の門田征吾さんが、地元の飲食店経営者の運転で迎えに来てくださり、いざ会場へ。途中雪が降り始めると、その地元の方曰く「ちょっと暖かいな、と思ったらやっぱり雪が降ってきた」。四国松山とは違う!
 
 旭川駅から平和通買物公園の端まで、競技会場で制作中の彫刻を見る。雪がきゅっ、きゅっと鳴るほど寒い。でも不思議に、帰宅途中の女子高校生は超ミニスカートの制服で平気で歩いていた。松山の選手も個人戦の選手は制作中で、激励できた。後刻宿泊先ホテルに食事のために戻っていた団体戦の選手にも会えて良かった。
 
 競技は46時間で彫刻を完成させねばならず、門田さんの解説では、選手はほとんど睡眠はとらず、終わるころにはふらふらだそうだ。氷と氷を合わせ、間に水を流すと見事にすぐくっつく。明日の完成時には、何色にもライトアップされてとても綺麗だそうだ。
 
 8時過ぎの飛行機で東京に戻る。札幌の雪祭りにも行った事のない私には、良い体験だった。