2002/02/26(火) NO.265号
新たな政策決定過程構築で難関突破するしかない
朝8時から、医療改革に関する自民党医療基本問題調査会の正副があり、政府与党の妥協案に基づく法案骨子が示され、議論。様々な意見が出たが、短期的損得より、長期的プラスを考える事しかない、との思いを深めた。
8時半より、デフレ対策特命委員会。いきなり「デフレ対策について」とのペーパーが配られていた。委員会は3回ぐらい開催されたが、何らの意見集約なしで、正式な委員長一任プロセスを経ず、殆ど最終に近いペーパーができている!党内民主主義はどこへ行った?
内容も、高熱のガン患者に「高熱対策をやります」というに等しいもの。大事なのは、デフレという現象の本源的原因は何かを解明し、その大本に手を打つ、「敵の本丸を正面から攻めよ、王道を行け!」という事だ。対症療法ばかりだし、中小企業が大事だといっても「何でもあり」で、悪評の特別融資保証の返済条件緩和など、これが実行されるなら最早「一億総モラルハザード」状態だ。おまけに来年3月までのRCCによる不良債権処理目標を、元本ベース(!) でたった2兆円だという。桁が1つか2つ違うのではないか、と隣にいた渡辺喜美氏とささやく。
世界の失望を買う事必至だ。ダボス会議に続いて日英21世紀委員会でも「小泉首相は経済に対し、なぜ何もしないのか?!」とのきつい言葉が本音で聞かれただけに、根本治療に至らないこの国の「国家統治能力、自力更生能力の欠如」には唖然とする。この国は大丈夫か?
自民党国家戦略本部で私が担当している「政治システム――New Decision Making Process 」がいよいよ重要だ。素早く、正しい政策決定が成される仕組みを作らねば、この国はもたない。この事を実現するのが私の使命ではないか。
8時半より、デフレ対策特命委員会。いきなり「デフレ対策について」とのペーパーが配られていた。委員会は3回ぐらい開催されたが、何らの意見集約なしで、正式な委員長一任プロセスを経ず、殆ど最終に近いペーパーができている!党内民主主義はどこへ行った?
内容も、高熱のガン患者に「高熱対策をやります」というに等しいもの。大事なのは、デフレという現象の本源的原因は何かを解明し、その大本に手を打つ、「敵の本丸を正面から攻めよ、王道を行け!」という事だ。対症療法ばかりだし、中小企業が大事だといっても「何でもあり」で、悪評の特別融資保証の返済条件緩和など、これが実行されるなら最早「一億総モラルハザード」状態だ。おまけに来年3月までのRCCによる不良債権処理目標を、元本ベース(!) でたった2兆円だという。桁が1つか2つ違うのではないか、と隣にいた渡辺喜美氏とささやく。
世界の失望を買う事必至だ。ダボス会議に続いて日英21世紀委員会でも「小泉首相は経済に対し、なぜ何もしないのか?!」とのきつい言葉が本音で聞かれただけに、根本治療に至らないこの国の「国家統治能力、自力更生能力の欠如」には唖然とする。この国は大丈夫か?
自民党国家戦略本部で私が担当している「政治システム――New Decision Making Process 」がいよいよ重要だ。素早く、正しい政策決定が成される仕組みを作らねば、この国はもたない。この事を実現するのが私の使命ではないか。
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