2002/02/19(火) NO.262号
ここまで言われなくても・・・
ブッシュ大統領の国会での演説を参議院本会議場で聞いた。マスコミでは「誉め殺し」などと酷評を受けた演説だ。先般のNYでのダボス会議の際、ホワイトハウスのスタッフから「不良債権問題を中心とした経済危機に関し、大統領に何と言わせようか?」と相談された。「正面から聞けばいつもの『2年、3年のうちに最終処理』との説明があろうし、触れなければ新たに何もしなくて良い、と受け取られてしまう」という訳だ。「触れない訳にはいかず、激励するしかないのでは」と言っておいたが、その通りになってしまった。それもかなり極端な表現になり、「ここまで言われなくても・・・」と思わざるを得ない感じだった。もちろん、スピーチライターのかなりの工夫は見られたが。
日本人のプライドを取り戻す為にも、やるべき事をやるしかない。まるで自分で立ち上がれない病人をいたわるような海外からの接し方を変えてもらうためには、自分で立ち上がってみせるしかない。とりわけ3月末へ向けての金融危機へ、筋の通った対処が重要だ。バブル崩壊後12年。もう今年こそアク抜けをしなければならない。決意を持って。
日本人のプライドを取り戻す為にも、やるべき事をやるしかない。まるで自分で立ち上がれない病人をいたわるような海外からの接し方を変えてもらうためには、自分で立ち上がってみせるしかない。とりわけ3月末へ向けての金融危機へ、筋の通った対処が重要だ。バブル崩壊後12年。もう今年こそアク抜けをしなければならない。決意を持って。
- 2004/02/21 NO.343号
- 三極委員会にて福田官房長官の講演を聴く
- 2004/02/20 NO.342号
- 山中貞則先生の急逝を悼む
- 2004/02/08 NO.341号
- 同じ土俵に近づきつつある日英関係
- 2004/02/05 NO.340号
- 一息つくブレアー首相に会う
- 2004/02/04 NO.339号
- 日英21世紀委員会のため訪英