2004/06/07(月) NO.350号
龍の子学園の「サイレント・ワールド」を体験
4月19日の独り言でご紹介した、「NPOバイリンガル・バイカルチュラルろう教育センター 龍の子学園」を、この問題では私の先達である有村参議院議員と共に、今朝訪ねた。場所は、既に廃校になっている「旧豊島区立千川小学校」だ。確かにこれまで体験した事のない不思議な世界「サイレント・ワールド」。が、子供達も先生も、皆活き活きしている。通常の聾学校では、手話は基本的に使わず、もっぱら「聴覚口話法」、別名「クチ・パク」によって教育が行われているが、それによる聾児のコミュニケーション能力、学力の伸び悩みは深刻で、教育方法の選択という事だけでは済まされない、根の深い問題をはらんでいる。
このNPOの抱える問題の第一は、当学園に生徒が全国から集まっているため、豊島区民以外の生徒が今の施設を利用し続ける事について豊島区が認めず、後一年で他の場所に移転さざるを得ない。そして次を打診中の港区も態度をはっきりさせず、「次なる場所」で困っている事。そして、「日本手話」を第一言語とし、「書記日本語」を第二言語とする、バイリンガル教育を聾教育において実現することが究極の狙いだ。なかなかハードルは高そうだが、今日会った子供達やご父兄が、ハリが出る環境を一日も早く実現するため、私もがんばらないといけない、という事を再認識した。
このNPOの抱える問題の第一は、当学園に生徒が全国から集まっているため、豊島区民以外の生徒が今の施設を利用し続ける事について豊島区が認めず、後一年で他の場所に移転さざるを得ない。そして次を打診中の港区も態度をはっきりさせず、「次なる場所」で困っている事。そして、「日本手話」を第一言語とし、「書記日本語」を第二言語とする、バイリンガル教育を聾教育において実現することが究極の狙いだ。なかなかハードルは高そうだが、今日会った子供達やご父兄が、ハリが出る環境を一日も早く実現するため、私もがんばらないといけない、という事を再認識した。
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