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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2021/01/01(金) NO.846号 

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。本年も引き続きご指導、ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。

昨年は一年間、新型コロナウィルス感染症という何世紀に一度経験するかどうかの感染症パンデミックに国内のみならず、世界中が大きく影響された一年となりました。国内にあっては、患者救命に日々当たってくださっている医療従事者の皆さまをはじめ、寒波の押し寄せる中、地域社会を必死に支えて頂いている多くの皆様に心から感謝申し上げます。

大晦日の東京都では、初の4桁の大台の1337人もの新規感染者が確認され、全国でも4500人を超える過去最多感染者数を記録しました。今後感染爆発もありうる深刻な事態を迎えています。都内の親しい医師からの連絡でも、「感染者が激増しているのを肌で感じる。昨日、発熱患者5人に抗原検査をしたが、全員が陽性だった」と、臨床現場の緊迫度合いを如実に伝えて来てくれた。

しかし、この戦いには勝たねばなりません。新たなワクチンも活用しながら感染症危機を脱し、経済や暮らしを再生するのです。そのための基本は、感染症対応のいろは、である、検査の徹底と隔離です。それも、最後の砦の病院や介護施設への定期的な全員検査等、予防的措置も不可欠であり、接触削減のための営業自粛要請の実効性確保のためには、経済補償が不可欠です。中途半端な、どっちつかずの対応は、結果として高くつくと思います。そして、守るべきは医療機関であり、地域医療支援に遠慮は不要です。

今年の干支は、「辛丑(かのとうし)」。「辛」は「草木が枯れ、新しくなろうとしている状態」であり、「丑」は「種から芽が出ようとする状態」と言います。どうやら、転機の年、のようで、時代が変わる、転換期を迎える年のようです。60年前の辛丑の年には、人類初の有人宇宙飛行も実現しました。

幸い新内閣は、デジタル・トランスフォメーションなどデジタル改革やカーボンニュートラル改革に既にコミットしており、早くもわが国は大きく変わりつつあります。その変化スピードを最大化し、ビジネスモデルを大胆に変え、成長戦略を展開、世界に後れを取ってきた生産性や競争力をここで一気に回復させ、世界の流れをリードするようになるチャンスとしなければなりません。

そして、新型コロナウィルス感染症抑え込みによるこれまでのマイナスの経済効果を吹き飛ばすだけの所得効果等を新たに生み出し、経済と国民の暮らし全体の底上げとけん引役を果たさせねばなりません。私も、その実現のための政策を切れ目なく打ち続けるよう、最大限の努力を致す覚悟です。引き続きのご指導の程、宜しくお願い致します。

本年が皆様にとって最良の年となりますよう、お祈り申し上げます。