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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2003/05/04(日) NO.322号 

心熱いイラン要人と初めて語り合う

 イランの要人3人と初めて語り合う。二人の政治家と一人の学者だ。政治家はハタミ大統領の側近中の側近であるアミンザーデ外務次官、並びにイランの最大与党であるイスラム・イラン参加戦線の実質的党首で、ハタミ大統領の実弟であるレザー・ハタミ国会副議長。外務次官は 1957 年生まれ、副議長は 1959 年生まれの、ともに改革派だ。外務次官は工学学士、政治学修士で現在テヘラン大学政治学博士課程に在学中で、明治維新を中心に日本に関する著作が数十冊もあるという。優しい眼差しながら、なかなかの信念の人のようだ。副議長は79年のアメリカ大使館占拠に関与。医師で、奥さんはホメイニ師の孫娘。いずれも大インテリながら、政治的エネルギーのたぎる熱い国士、とみた。

 二人の共通する主張は、(1)イラクの新たな統治機構はイラク国民が選んだ民主主義を体現するものであれば歓迎で、「連邦制」でも良い。(2)イラク復興過程では、国連が重要な役割を果たすべきで、米国の突出を是正すべき、との立場。(3)米国に関しては当然批判的。米国との関係改善は米国の態度如何で、イランは米国が変わりさえすればいつでも受け入れる用意がある、とのスタンス。しかしこれを裏返して言えば、米国が積極的でない状況下、当面イラン・米国間には何も起きないのかな、との印象。もっとも、外務次官は、「アフガン復興の際には米国とも協力していたので、イラク復興でも協力は可能だ」と、柔軟な姿勢も示していたのが予想外だった。

 学者は外務省付属の政治国際問題研究所(日本の「国問研」に当たる)所長のサッジャードプール博士で、ジョージワシントン大学国際関係論の Ph.D だ。ハーバード大学の研究員も勤めたこうした人の米国観の本音はどんなものだろうか、とつい考えてしまった。

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