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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2004/04/28(水) NO.347号 

ワシントンへ向け出発

 年金法案の委員会採決が行われるとほぼ同時に民主党委員が退席、休憩、流会になってしまった法務委員会を後に、成田空港へ向かう。ニューヨーク経由ワシントンだ。

 同委員会では昨日から法制定後42年ぶりに見直される行政事件訴訟法の改正について審議しており、昨日私も1時間半、質問に立った。行政訴訟制度の不十分さは、近代・現代日本の「お上中心」の「官と民」の関係を「裏から」決定づけてきたものとも言えよう。今日の委員会が中断されたのは残念だが、7日は丸一日審議をする予定だ。できれば小泉総理においで頂きたい、と要請している。筆頭理事として、審議日程作りに苦労してきたが、裁判員制度に続き、司法制度改革関連法案としてはおそらく今国会最後の法案となろう。

 今回の訪米は、恒例の日米国会議員会議に参加することが主な理由だが、ワシントン訪問を機会に、何人かの政府要人と面談すると共に、かねてより研究開発、研究助成の一つのひな形として世界の注目を集めてきた米国国立衛生研究所(NIH: National Institute of Health)を訪問し、ここ5年で約3兆円に倍増している医療の研究開発の実態とその意図を勉強するつもりだ。一日遅れでワシントン入りする安倍晋三幹事長一行とも途中で合流する。

 また、ハーバード留学直前のサマースクールで知り合い、今でも家族付き合いをしている米国在住の日本人の友人二人と久し振りに会う。一人は魚の専門家で、世銀を退職し、今はサウス・カロライナで息子さんをプロゴルファーに育てることに専念している由。この男、かつてはアイスランドをベースに、現金で魚の買い付けを一人でやっていた逞しい人間。もう一人はNYの邦銀駐在。これまた応用数学が専門、というユニークな逸材。いずれもワシントンまで来てくれる。持つべきものは友達だ。