2004/11/25(木) NO.375号
「通所看護」の現場を見せて頂く
22日(月)は、ちょうど連休の中日なので、平日の松山で活動できる。目下、介護保険の見直しが最終局面を迎えているが、その議論の中でも取り上げられているのが、訪問看護ステーションによる「通所看護」。看護関係者の間では、「訪問看護ステーションの多機能化」と呼んでいる。
実は、この「通所看護」を全国に先駆けて展開しているのが、わが松山市内にある「東松山訪問看護ステーション」で、患者さんがおられる平日に訪れることがやっとできた。このステーションは私も関係が深い松山リハビリテーション病院に併設されており、平成14年秋から、ALSや脳内出血の重度後遺症などにより、医療依存度が高い重度の要介護者を、病院の一室で医療外のベッドを活用して受け入れ、行き届いた看護を提供してきている。私が訪れた際には、交通事故による脳幹部出血の後遺症から複合障害を持つTさんが「通所看護」を受けておられた。病院の院長先生も同行して下さり、理事長先生も、視察後のディスカッションに加わって下さる。
今のところ、この形式による看護は、介護保険、医療保険のいずれも適用されないため、患者さんの移送に使う救急車は病院が無償提供するなど、病院側も全面バックアップ。しかし、本人のニーズや個性に合った個別的ケアの提供、並びに家族にとってのレスパイト(介護者の負担軽減)効果、あるいは医療に近いことから臨機応変な対応が可能、といった利点が多くあり、看護の現場の皆さんは、このサービスを介護保険、医療保険、双方において明確に位置づけられることを希望している。確かに患者さんご本人と、介護をされるご家族のことを考えてみると、何とかすべきだろう。そのためには、いくつかの法的課題をクリアしないといけない。私も今後、さらに考えていきたい。
実は、この「通所看護」を全国に先駆けて展開しているのが、わが松山市内にある「東松山訪問看護ステーション」で、患者さんがおられる平日に訪れることがやっとできた。このステーションは私も関係が深い松山リハビリテーション病院に併設されており、平成14年秋から、ALSや脳内出血の重度後遺症などにより、医療依存度が高い重度の要介護者を、病院の一室で医療外のベッドを活用して受け入れ、行き届いた看護を提供してきている。私が訪れた際には、交通事故による脳幹部出血の後遺症から複合障害を持つTさんが「通所看護」を受けておられた。病院の院長先生も同行して下さり、理事長先生も、視察後のディスカッションに加わって下さる。
今のところ、この形式による看護は、介護保険、医療保険のいずれも適用されないため、患者さんの移送に使う救急車は病院が無償提供するなど、病院側も全面バックアップ。しかし、本人のニーズや個性に合った個別的ケアの提供、並びに家族にとってのレスパイト(介護者の負担軽減)効果、あるいは医療に近いことから臨機応変な対応が可能、といった利点が多くあり、看護の現場の皆さんは、このサービスを介護保険、医療保険、双方において明確に位置づけられることを希望している。確かに患者さんご本人と、介護をされるご家族のことを考えてみると、何とかすべきだろう。そのためには、いくつかの法的課題をクリアしないといけない。私も今後、さらに考えていきたい。
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