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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2007/10/26(金) NO.446号 

チャレンジカードに乾杯(10月26日)

 昨晩、赤坂の宿舎近くで一緒に飲んでいた友人から思いがけない言葉をかけられた。「例のチャレンジカード、意外に広まっているらしいね。」嬉しいニュースに、思わずほろ酔いの顔がほころぶ。

 「私のチャレンジ宣言」、通称「チャレンジカード」は、我々の日々の生活の小さな工夫の積み重ねのなかで環境問題に取り組み、日本全体の二酸化炭素の排出量を生活レベルで減らしていこうという「1人1日1キロ運動」の中核。誰でも「チームマイナス6%」のHP(http://www.team-6.jp)から手軽に登録できる。例えば、買い物の際にレジ袋を使わず、マイバッグを使えば、一日62gのCO2の削減効果がある。冬の暖房の設定温度を2℃低くするだけで96gもCO2の排出を抑制できる。

 今週あらたに千葉銀行と日立グループの二社が「1人1日1キロ運動」の協賛企業に名乗りを上げてくれた。千葉銀行の窓口にチャレンジカードをもっていくと、なんと優遇金利で定期預金が組めるそうだ。また、12月に開催されるエコプロダクツ2007の日立グループのブースでも、プレゼントがもらえるとか。意外に知られていないが、我が四国でもチャレンジカードをもっているとJR四国の旅行券などが当たる特典がある。各社とも、知恵を絞ってオリジナリティー溢れる温暖化対策のサポートに取り組んでいただいている。ありがたいことだ。

 今年の夏、チャレンジカードの導入準備で苦労していたころ、諮問会議の伊藤忠の丹羽会長や教育再生会議委員のワタミの渡邊社長などに大変力強いサポートを頂いたのを思い出す。いつの間にか合計147もの会社・団体が「1人1日1キロ運動」への協賛を名乗り出てくれるまでに運動が広がったのは本当に感慨深い。先日も、事務所を訪れてくれたある大きな団体の会長が協賛について逡巡していたので、「是非ご参加を」と協力をお願いしておいた。迫り来る深刻な地球温暖化の問題に対処していくためには、政府と企業と市民がそれぞれ三位一体となって身近な努力を積み重ねていくことこそ大事、などと持論をぶちつつ、ついつい杯を重ねてしまった夜だった。