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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2008/01/01(火) NO.451号 

謹賀新年(1月1日)

 新年あけましておめでとうございます。昨年は、私自身にとって大きな意味のある年
でした。官房長官在任時を含め皆様に頂いた温かいご指導、ご支援に改めて感謝申し上げます。

 2年ぶりに松山で迎えるお正月。一年を振り返りながら新たな年へ向けた決意を一筆したためるのが、毎年の恒例行事です。畳の堅さに背筋が伸び、硯の前で心を研ぎ澄ましながら、筆に心をこめる。

 「和而不流(和して流れず)」

 「中庸」という儒教の古典の言葉で、周囲の人などとの調和を図りつつも、世の風潮に安易に迎合することなく、信じるところを貫く心の強さを持つべし、との意です。

 衆参両院の大きな「ねじれ」を抱えながら、暗中模索の日本政治。参院選を契機に地方の活性化や、年金・医療など社会保障制度の将来設計、わが国の国際貢献のあり方など、さまざまな国家的課題が改めて浮き彫りになっています。

 かつて戦後政治が経験したことのない現在の困難な政治状況を、永田町や霞ヶ関の論理だけで乗り切ろうとして迷走を続ければ、政治そのものから国民の心が離れていってしまう事は確実です。大事なことは、政争に明け暮れて国民の暮らしを忘れたり、意味のない妥協に流れず、信念をもって暮らしの現場の本音に裏打ちされた政策を実現することです。どんな厳しい政治状況の中でも、ぶれない強い信念を持って「答えを出す」ことこそが政治の責任です。
 
 今年は、政治の原点に立ち返り、皆様との直接対話を何よりも大切にしながら政策実現に向け全力投球してきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。