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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2008/07/25(金) NO.473号 

社保庁解体、年金記録に一つの区切り(7月25日)

 一昨日、自民党・厚生労働部会が開催され、自民党・社保庁改革PTの尾辻座長から、過去2回の部会における「ヒラバの議論」(大衆討議)での根強い反対論を踏まえ、社保庁解体後に年金業務を担う新組織「日本年金機構」には、年金記録の覗き見などで懲戒処分を受けた社保庁職員は一切採用しない、との修正案が提示され、了承された。また、紙台帳上の8億5千万件に上る年金記録データ全てを、コンピュータに入っているデータと計画的に突合し続けていくことも再確認された。

 いずれも当然だ。本件については、政治への信頼回復を目指す我々「リゲインの会」で舛添厚生労働大臣に申し入れを行ったが、政権のガバナンス能力が問われていた。このことは、7月19日の毎日新聞のコラム「近聞遠見」で、「塩崎恭久の『おかしいぞ』」とのタイトルで岩見隆夫氏が本質論に触れてくれている(私のHP中「マスコミファイル」参照)。

 一昨日の厚生労働部会では、やっと今後「後期高齢者医療制度」についても党内で「ヒラバの議論」を行うことになった。その他、国民生活上待ったなしの課題は山ほどある。今日、官邸で原油等諸物価上昇に関して経済閣僚などの会合が行われたようだが、もっと早く開催しても良かったかもしれない。そして、自民党も夏休み返上で総合的な経済政策プランを早急に打ち出すべきだろう。国民生活に、夏休みはない。

 昨晩、川口市で、新藤義孝代議士のセミナーがあり、麻生太郎代議士と3人のパネルディスカッションに参加した。麻生代議士の論法は、聴衆をして日本の強さ、良さを再確認させ、うまい。悲観論好きの日本人から脱却せよ、ということだ。そして、経済戦略など、前向きの総合政策をもっと強く打ち出せ、ということで、意見が一致。社会保障も財政再建も、積極外交も、強い日本経済なしにはあり得ない。野党が何も触れないここの戦略を一層強化すべきだ。