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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2005/05/02(月) NO.397号 

安全保障中心に意見を交わす(5月2日)

ワシントン・ダレス空港に小一時間遅れで到着後、ブルッキングス研究所へ直行。昼食後、安倍代理が講演、続いてQ&Aセッションを行う。率直な講演と質疑応答で日本の考え方の一つを端的に示すことができ、良かった。

国務省にてライス長官と会談。日米安保協力、台湾を含めた中国問題、北朝鮮問題など多岐にわたり意見交換を行う。結論は、「複雑化の一途の世界にあって、親しい友人と一緒に諸問題解決に当たらないといけない」、日米同盟関係強化で一致。「私の長男がスタンフォードで貴方のゼミをとった」と言うと、とても嬉しそうに、「名前は?宜しく伝えてね」と笑顔がとても魅力的だった。

ライス長官の後任となったハドレー国家安全保障担当大統領補佐官を、ホワイトハウスに訪ねる。小一時間スタートが遅れたが、その原因の一つは、何と日タイ議連や国際会議で何度となく同席したタイの前外務大臣、現副首相のスラキアット氏だった。出てこられ、お互いにびっくり。彼は、任期満了間近のアナン氏の後の国連事務総長候補の一人でもあり、安倍氏や加藤大使につなぐ。

ハドレー氏は、冒頭から、中国経済の台頭、歴史認識問題に由来する昨今の混乱などに鑑み、5年、10年先の東アジア地域における日本の安全保障上の役割をどう考えるか、との大きな問いかけから始まった。地域における日本の立場が決して確固たるものでないことを懸念しての設問だったのだろう。歴史問題に関し、ドイツと日本ではいささか異なる経緯の問題であり、単純に比較することはできないことを具体的に安倍氏が説明、初めて聞いた説明に納得していた様子。私からは、日本が経済面でも政治面でもリードを保ち続ける努力が何よりも重要であることを添えておいた。

ホワイトハウスの目の前のホテルにて、在ワシントン日本経済界、官界、日本と縁の深い米国人らと懇談。

夜は、デトラニ六者会合大使、イエーツ副大統領安全保障担当補佐官補らと会食、日本の対北朝鮮政策の本音部分を含め、深みのある話し合いだった。同時に、北朝鮮、ミャンマー、イランなどとの外交における短期的利益、中長期的利益の考え方に若干の相違があることも一部で感じた。もちろん、だからこそ、こうしたざっくばらんな政策対話が大事なのだ。

ホテルに帰り、今日の途中から合流した小林温参議院議員が招いていた、韓国のハンナラ党若手国会議員と学者6人と歓談。以前から交流のあるメンバーが半分だった。

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