2006/08/18(金) NO.441号
ロシア政府に抗議し、迅速、適切な対応を求める(8月18日)
昨晩21:55発の便で成田を発ち、早朝のパリに4時頃着く。3時間の待ち合わせで7:15にパリを再び発ち、目的地モスクワに13時過ぎに到着。パリとは2時間の時差がある。東京とは5時間の時差だ。モスクワ空港のロビ-には、既にテレビカメラが数台来ていた。
まず、ロシア連邦保安庁国境警備局のロシュコフ第一副長官と会談する。長官は病気療養中で、この副長官が、今回日本漁船を銃撃・拿捕した警備艇の責任者だ。今回の事件、とりわけ乗組員1名が死亡する事件について、改めて抗議し、遺体の即時引き渡し、乗組員との面会と船体を含めた即時解放についてロシア側の最大限の努力を求める。また、再発防止については、特に銃撃再発回避を現場に徹底するよう、ロシア側に強く要求する。
これに対し、ロシュコフ副長官は、遺体の引き渡しは、天候にもよるが、明日の朝までに実行すること、乗組員との面会についても人道上の配慮を持って実現させる方向であることを明言する。また、現在の北方四島周辺水域での漁業に関する日露間の協定について、引き続き現在の枠組みを堅持し、この地域における漁業秩序の維持を図るべきことをこちらから確認し、先方も同意。この点に関し国境警備局の責任者が明言したことが重要だ。
続いてロシア外務省アレクセーエフ次官と会談。ロシュコフ副長官に対してとほぼ同様の抗議・要求を行うと共に、特に、乗組員の開放について強く要求をしたところ、人道上の見地から、できるだけのことはする、との回答を得る。特に、乗組員の死亡に関しては、ロシア側にとっても「大きな衝撃だった」と発言。また、根室などの経済に大きな影響を与える漁業協定について、この枠組みを堅持するとの日本政府の考えに対し、ロシア国内での様々な意見があることを踏まえながらも、完全に同意する、との姿勢を明らかにした。前進だ。
ロシア外務省の正面玄関でぶら下がり会見を行う。TVカメラを含めマスコミ関係者が数十人はいただろうか。日本とロシアのプレス双方に配慮し、全てをロシア語に通訳をしながら会見を行う。
領土問題が存在する限り、同様な事件が起こりうる状態であることを考えると、北方領土問題解決に一層努力しないといけない、との思いを深くする。竹島問題、東シナ海問題も同じだ。
明日の午後の便で帰国し、日曜日の夜には松山に戻る予定だ。
まず、ロシア連邦保安庁国境警備局のロシュコフ第一副長官と会談する。長官は病気療養中で、この副長官が、今回日本漁船を銃撃・拿捕した警備艇の責任者だ。今回の事件、とりわけ乗組員1名が死亡する事件について、改めて抗議し、遺体の即時引き渡し、乗組員との面会と船体を含めた即時解放についてロシア側の最大限の努力を求める。また、再発防止については、特に銃撃再発回避を現場に徹底するよう、ロシア側に強く要求する。
これに対し、ロシュコフ副長官は、遺体の引き渡しは、天候にもよるが、明日の朝までに実行すること、乗組員との面会についても人道上の配慮を持って実現させる方向であることを明言する。また、現在の北方四島周辺水域での漁業に関する日露間の協定について、引き続き現在の枠組みを堅持し、この地域における漁業秩序の維持を図るべきことをこちらから確認し、先方も同意。この点に関し国境警備局の責任者が明言したことが重要だ。
続いてロシア外務省アレクセーエフ次官と会談。ロシュコフ副長官に対してとほぼ同様の抗議・要求を行うと共に、特に、乗組員の開放について強く要求をしたところ、人道上の見地から、できるだけのことはする、との回答を得る。特に、乗組員の死亡に関しては、ロシア側にとっても「大きな衝撃だった」と発言。また、根室などの経済に大きな影響を与える漁業協定について、この枠組みを堅持するとの日本政府の考えに対し、ロシア国内での様々な意見があることを踏まえながらも、完全に同意する、との姿勢を明らかにした。前進だ。
ロシア外務省の正面玄関でぶら下がり会見を行う。TVカメラを含めマスコミ関係者が数十人はいただろうか。日本とロシアのプレス双方に配慮し、全てをロシア語に通訳をしながら会見を行う。
領土問題が存在する限り、同様な事件が起こりうる状態であることを考えると、北方領土問題解決に一層努力しないといけない、との思いを深くする。竹島問題、東シナ海問題も同じだ。
明日の午後の便で帰国し、日曜日の夜には松山に戻る予定だ。
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